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2010年1月11日月曜日

横並びはない


おはようございます。昨日の弓の稽古は本当の寒げいこ。隣の剣道場では暖房が入っている。こちらの弓道場でも別のグループは矢が通過できる穴のあいたビニールカーテンを降ろしてやっている。
これは鬱陶しくてならないので我々は利用しない。弓も寒いと硬くなっていて弓を開く力がずいぶん違うようです。
韓国人の発想:黒田勝弘:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E7%94%B0%E5%8B%9D%E5%BC%98より
“負けるが勝ちはない”
夕焼け小焼けで  日が暮れて
山のお寺の 鐘がなる
お手々つないで みな帰ろ
カラスと一緒に 帰りましょ
ソウルにいたとき、韓国人の年輩の知り合いがしみじみいったものです。「日本ではカラスまで一緒にさそって、みんな手をつないで仲良くしようというんですよねえ・・・。
それに比べると韓国人は、この“お手々つないでみな帰ろ”ができないんです。」_____
.。日本人の“横並び”の発想あるいは協調志向は、韓国人からすると際立ってみえるというわけです。
韓国人の人が日本在勤を終えて韓国に帰ってきたため、子どもたちも韓国の学校に通うようになりました。ところが、子どもたちが学校で何かにつけて遅れをとって困るというのです。ボール遊びとか陣とり遊びといった遊びから、列を作って順番を待つとか、ワーッと教室に先を争って入るとか、学校で何かを受け取ったりするときとか、さまざまな場面でほかの子どもたちに先を越されるケースが目立つといいます。
 イジメというのは集団による特定個人に対する攻撃ということですが、どうしてもその背景には日本人の度の過ぎた横並び主義、極度の協調志向があるように思えます。つまり日本人の協調主義が異端めで包み込んだ絶対的な仲良しではなく、協調しない者、横並びに合わない者を排除・疎外するという排他性を伴っているのではないかという気がするそうです。
気候風土がその地の人々の物の考え方、感性、行動様式などに与える影響は絶大で食べ物、も飲み物もうまいからといっておみやげに持って帰っても意外においしくなかったという経験はよくあります。
風土そのものの違いでいえば、たとえば南回りの飛行機でエジプトあたりから日本に戻ってくるとき、タイのバンコックあたりに降りるとホッします。中東とは全く異なる木々の緑と湿った空気に、日本人は落ち着きます。同じ東アジアでのモンスーン地帯なのに、韓国のソウルを「たって成田あたりに到着しても同じ感じを受けます。日本の濃い緑、うるんだような風景は海峡をはさんですぐそこの距離にあるにもかかわらず、比較的乾燥した半島の風景とは異なっています。

2007年9月3日月曜日

エジプトの床屋話

やはり昨日に続き、エジプトのお話です。
ナイルデルタ地区の北東部シャルキーヤ県のヒヒアという町に住んでいたときのお話です。

そこで水道水を作る浄水場の建設の仕事をしていました。地下水の量はすくなく、断水は日常茶飯事で住民の期待に仕事のやりがいがありました。

 月1回は町の床屋に行っていました。刈り方も特に毎回いう必要もなく黙っていれば出来上がりの感じでした。カイロではすでに定価の店もあるようですが、一般的にエジプトの床屋には定価がありません。

自分がは払っても良いと思った分だけ支払うというのですが、そうは言っても相場というものがあり、ここでは大体我々のローカル・エンジニアクラスでLE10(LE:エジプシャン・ポンド、現在LE1は約¥20)、作業員クラスでLE5ということでした、そして私はと言いますと、一応プロジェクトマネージャーというものでしたので、いつもLE15を払っていました。LE10を先に渡した後で少し遅らせてあとLE5を手渡しであげますと、そうすると床屋のおじさんは毎度のことながら、にっこり人のよさそうな愛想笑いを浮かべて、送りだしてくれます。

どこかのファーストフードのうたい文句「笑顔は無料」ですが、ここでは有料ですが、それでも笑顔で応対されれば気持ちは良いものです。
床屋でも洗髪の最中に断水もあり、水への期待は強く、床屋のサービスが張り切りすぎて私の髪を見て一瞬こわばった私の表情をみて「Mr。今日は代金は要らない・・・」といつもの違った無料の表情になりました。

(その後送水が開始され24H利用できるそうです)

日本エジプト友好協会会報より
大日本土木㈱海外支店エルマハラエルコブラ浄水場施設改善計画作業所 
所長中村勝彦

2007年9月2日日曜日

エジプトの田舎の動物は楽園に住む

三鷹市にある中東文化センターにいってきました。ロゼッタストーンの見本や解説など、又細密なアラビア模様など必見の場所です。そこで手にいれた日本エジプト友好協会会報VOL59号から 大日本土木㈱海外支店エルマハラエルコブラ浄水場施設改善計画作業所 所長中村勝彦エジプト辺境地物語から 通常日本の方はエジプトと聞くと、中近東そして危険と連想されるらしく、よく「治安大丈夫なんですかと」と聞かれる。常時イスラエル国境付近は緊張状態にあります。それ以外では、一番危ないのは交通事故ではないかと考えています。確かにテロが全くないとはいえませんが、ここくらいの危険は日本にもあると思います。 エジプトの田舎では平和そのものです。ここエジプトの田舎の平和は人間だけにとどまらず、動物達もそうです。田舎でよく見かける動物たちは犬、猫、ロバ、馬、牛、水牛、ヤギ、羊、アヒル、鶏、白サギ、カラス、カワセミ他沢山の野鳥や時にはカワウソなども見かけます、そうそう昔はデルタ地帯でも見かけましたが、この頃ではカイロの南でしか見かけなくなったラクダもいますね。ヤギ、羊、アヒル、鶏などは放し飼いのものも多く普通にその辺を歩いています。そしてそれらは動物達も皆仲良く生活しています。 日本では犬と猫は仇敵という感じがしますがこの辺の田舎では喧嘩もせず仲良くゴミをあさっています。そんな彼らの隣には白サギやカラスまでが並んでゴミの中から餌を食べています。塀の上で昼寝をしている猫の横で白サギも休憩している光景なども時々見ることができます。 白サギなどはおそらく地虫を食べてくれるからでしょう、野良仕事をしている農家の人の間近にいても誰も捕まえようとも追い払うこともしません。それどころか耕しながら進んでいく人のすぐ後ろをついて歩き、耕されたばかりの土にいる地虫をついばんでいます。広大なる緑の田園は平和そのものです「権兵衛さんが種撒きゃ、カラスがほじる」の世界が広がっている。     いっぺんは行ってみたいですね