2010年6月22日火曜日

監督の正規業務<雑務


おはようございます。W杯の強豪国ブラジル以外のイタリア、フランス、スペインは苦戦しているようです。キーパーの選手は自分で点をいれられないし、好守によって自分のチームの危機を救うことにはなっても、
逆転する力にはなりえない、点をいれられても、それに拘って、守りを疎かにできない、大変な役目のようですね。日本も1勝・1敗でこの先どうなるのでしょうか。
監督の仕事は、作戦、選手の選択、だけでなく、マスコミ対策までもこなさくてはいけない。ウルサイ外野は常にいるようです。大変です。

日本人はなぜシュートを打たないのか?湯浅健二より
<オシムとギド>
1990年のイタリアW杯のグループ第一次ドイツ対ユーゴスラビアだった。その試合でダークホースの呼び声が高かったユーゴを「4対1」で粉砕した。そこでドイツのギドハユーゴの天才サビチェビッチを完ぺきに抑えきった。
組織的なサッカーを目指すオシムさんは、ユーゴには天才が並みいるほどだったが、天才を中心に使うのではなく、組織を重視しているタイプをうまくバランスさせる選手起用で発展ベクトルに乗せていった。
本国のメディアやファンはボール扱いの巧みな魅力的プレーヤーをベンチにおくオシムのやり方に対して、不満をあらわにしていた。これにはオシムも仕事がやりにくい。W杯の初戦ということもあって、ドイツ戦では一般ファンが望むとおり、天才たちを中心の布陣にした。もちろんドイツは組織プレーに長けていたので願ってもない、編成だった。ユーゴの選手は動かずに足許ばかりのパスを要求する(また守備はおざなり)ユーゴの天才達をことごとくピッチから消しさった。その一人が天才サビチェビッチを徹底的にマークした。その後オシムは「外部ノイズ」という邪魔者なしに推しすすめることができたという。その天才連中のなかで言わずとしれたドラガン・ストイコビッチがいたが、彼は攻守にわたる汗をかく組織プレーに長けた天才で、
日本サッカーに対しても理想的なプレイイメージという視点で多大な貢献をしてくれた。

ドイツの選手ギドはユーゴの天才のサビチェビッチをどうやって抑え込んだか?
先ず選手を知ること:ビデオを見て相手の特長を把握する。相手の得意なプレーを観察し、そのタイプや勝負のタイミングをしっかり頭にいれる。アクションを起こすときのの身体の動きのクセなんかも気のつく限り把握した。それで相手のプレーに対処するという意識が強すぎたら、受け身のリアクションになってしまう。相手がどのような体勢でパスを受けるかというところまで意識して自分のポジションを調整したりするんだ。「もちろん天才肌の相手にはボールに触らせないのが一番だよな。まともな
体勢でトラップできないようにプレシャーを掛けるんだ。

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