2010年6月17日木曜日

世界弓道惨敗


おはようございます。茶道、華道、禅、武道などヨーロッパで愛好者以上の理解がされているそうですが、私も弓道をやっていますが毎日新聞にも掲載されていて知った、世界大会の結果です。日本は予選で敗退です。
どうも、推察するに的に当てることと、「道」ですから、舞のような所作の美しさの2つの面があり、その所作の面に重点を置いているからではないだろうかと思われる。
どのようにして、この有様を解決するか猛省が必要です。
(この結果なら、我々の趣味でやっている成績とかわるところがない又日本における大会の記録を探してみましたが、順位の記録はあっても、的中数が書いていない。武道を放棄しているのではないかと思われた。)

第1回世界弓道大会(東京)
国際弓道連盟が設立されたのは2006年のことであるが、同連盟が主催する第1回世界弓道大会が行われたのは4月25.6日の2日間(米国の参加はなく、19ケ国)
○○中⇔当たった数
団体予選は3人×4射=12射中、9中:スイス、 7中:英国、 6中:アルゼンチン、  5中:ドイツ、イタリア、スエーデン、 4中:フィンランド、フランス、カナダ、ロシア、   3中:日本、 2中:オランダ、アメリカ、ニュージーランド、ポーランド            1中:ルクセンブルグ、 0中:ベルギー、ノルウエー、スペイン
これで日本は決勝参加できず(3人がそれぞれ4射やって1中ということになる)
決勝トーナメントは4中までの10ケ国で決勝は英国8中とフランスが5中でフランスが優勝。
個人戦(記録がない)は3段以下はスイスの無段、4・5段はアメリカ4段、称号受有者優勝者:ドイツの教士6段、2位フランスの教士6段、

個人戦は1手(2射)で皆中(2中)のみ決勝進出可のハードル、
4.5段之部:1手皆中は上記の米国人1名のみで、決勝戦なくして」優勝。
称号受有者之部:上記の2名で、遠近競射でドイツのホッフ選手が栄冠に輝いた。
日本の弓道連盟などの記録を探しても、順位の記録はあっても、成績の記録がない。
団体リーグ戦の準決勝でフランスが3人×4射で皆中があったとしるされている。

審判長の講評:来賓の方々が並ぶ会場、一番最初野入場、高段者としての範示、日本が優勝して当然といったプレッシャーは大変なものだったでしょう。
一番悔しい思いをしているのは選手諸君でしょうが、しかしこの敗北は選手だけではなく、我々指導者側の問題でもある。形や技術に偏重し、心、精神、メンタル面の」指導にどう取り組んできたか、反省が求められると強く感じました。
外国選手の中には心のあり方について正直に自分と向き合っている人を多くみかけました。立派なことです。
海外の方に体験してほしいということから、今回日本選手は参加を見合わせたが、やはり海外の人たちに記憶を残して帰っていただきたかったと思いました。
次回以降、どのような形で参加するかは別にして、例えば国体で活躍している選手や大学生、さらには高校生、中学生等も海外に見ていただける方法はないか考える余地はあるでしょう。
(2010.6月号、弓道:全日本弓道連盟発行)

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