2010年5月30日日曜日

街を元気にする鍼師①


おはようございます。昨日は背広と薄いセーターを着込むほどの気温出した。地球温暖化などは忘れてしまいかねないほどでした。
南米の情報はなかなか耳にしないが、、ブラジルのクリスバ市も一度いってみたい都市です。

未来を変える80人:僕らが出会った社会企業家:シルヴァン・ダニエル、マチュー・ルルー著(この本も世界の社会企業家等を旅する楽しい本でした)

街を元気にする鍼師・ジャイメ・レルネル

ブラジルの経済の中心は首都リオデジャネイロではなく、サンパウロでメキシコシティや東京に次ぐ人口世界第3位の都市だ。縦60キロ、横45キロの長方形の土地にびしりとビルが乱立するこの街はすでに飽和状態にある。人口増加と環境保全を両立させる難しさがよくわかった。この街は急激な人口増加が
あっても、環境への悪影響を抑制できることを示す好例としてクリスバ市の元市長・ジャイメ・レルネルに会って話を聞きたいと思っていたのが実現できた。
どんなデーターをみても、今後も都市化が進むのは明らかだ。特にメキシコシティ、ボンベイ、北京などの混乱をみるにつけ、一筋縄ではいかないことが想像できる。欧米ばかりに解決策を求めるがちであるが。
ジャイメが建築学科を卒業した60年代半ばクリスバ市の人口はわずか50万人だった。」ところがわずか30年で人口は4倍に膨れ上がった。この市はブラジルの南部に位置する工業地域。元市長は郷土の変わりように胸を痛めていた。急激な開発で、思い出深い場所が失われる一方、高速道路やけばけばしい建物や大型ショッピングセンターを建設する当時の政治のやりかたには抵抗を覚えた。「もっと人間らしいところのある街であってほしかった。
最初の挑戦は失敗に終わる。コンペに学生仲間と参加したが、フランス大手ゼネコの出した設計図の前に敗れ去った。1970年代弱冠33歳でここの市長になった。(1970年代ブラジルは民主化されておらず、市長は政府が任命していた)
彼が採用したスタッフは」「理想主義で、既成概念に」とらわれていない若者たちの集まりだった。

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