2010年5月12日水曜日

ミートソースの町


おはようございます。通学の女子学生の服装も、白いセーター、紺色のセーター、半袖のセーラーとばらばらです。青い鞄に付けたピンクのリボンは仲間意識、傘だけは大きな傘ではなく、折りたたみの傘、これだけは青、ピンク、黄色と変化に富んで、少しばかり個性が発揮できているようだ。

井上ひさし:ボローニャ紀行

「イタリア半島は長靴をはいた脚そっくりにみえるが、女ようか男ようか」答えはイタリアは女性名詞だから、女性だろうと答えたら「きみはまじめすぎるね」と一蹴された。正しい答え?は「男の脚に決まっている。股の付根にベニス(ベネツイア)があるではないか」これに次を付け加えることもあるらしい。「靴の先でサッカーボール(シチリア島)を蹴ろうとしているから男の靴に決まっている」
人口39万人の自治都市ボローニャがある。中田英寿が活躍したところである。
ここはミートソースの発祥の地、豚肉のハムもむちゃくちゃ美味しいところだそうです。ここはもっともヨ-ロッパで古い大学の所在地。創立は1088年(日本では後三年の役が終わったころ)
卒業生はカンタベリー大司教のトーマス・ベケットがいる。詩人ダンテ、ルネッサンスの文学上の先駆者ペトラルカ、宗教改革を準備した、エラスムス、そしてコペルニクス。神学中心の学堂である。さらにいえば第二次大戦中ボローニャはナチスへのレジスタンス都市であった。ところでボローニャ大学には1563年までこれといった校舎がなかった。街の広場や教会や教授の家に通って勉強していたそうです。

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