2010年5月1日土曜日

日本財団9年の日々②【心意気】編


おはようございます。昨日は図書館から自転車で帰ろうとしたら、鍵がキーホルダーから外れて見当たらない。周囲も探し、図書館の受付にも聞いてもない。それで家内に合鍵をもって迎いに来てもらった。どうしても納得がつかず、今朝になってもう一度キーホルダーをかけていた鞄を丹念に点検したら、鞄の底に運よく残っていた。原因は鍵をホルダーにつける針金が巻きつけのところから、逃亡していたのでした。鍵も春ですから浮かれだしたのかもしれません。
今度逃げなられいように2重にしました。
日本財団9年の日々:曽野綾子著より:

運輸省を訴える
96年にヤマト運輸の元会長の小倉昌男さんを日本財団の評議員にしたいといったら、運輸省からクレームをつけてきた。小倉さんが宅急便の組織を作る時に、何かあったのでしょうね、「運輸省批判するような人を評議員にするには認められない」と言い出しました。正当な手続きを経て議決されたことを撤回することなぞ出来ません。それで私たちはやむなく処分取り消しの訴訟を起こして、運輸省と係争関係になった。
今では笑い話ですが、笹川陽平理事長にいきなり聞いたんです。「私、大臣にお会いしに行ってひけませんか」ってとにかくこういうのは常識皆無なんですから。「いいじゃないんですか」と。先方に拒否されたらそれはしれで構わない。どこかで一席もうけるにしても、官民接待絶対ににだめという嵐の時でした。「質素でいいんです。おでん屋の2階みたいなところがいいと思うですが、適当なお店をご存知ないですか?」と「いったら理事長がクスクス笑うの。通常おでん屋には二階がなそいそうです。
加藤紘一幹事長に音頭をとっていただいて、床の間風に見える工夫されたお座敷で、どっちも上座でした。古賀誠運輸大臣がいらしゃるなり、「日本財団に訴えれられびっくりしました」
そこで私の思いをお話したら、「いいじゃないですか」とおっしゃる。1週間後小倉さんの就任を承認する旨の通知が届き、訴訟は取り下げとなりました。
そのとき美人の女将さんにお願いし「受け取りは2枚ご用意くださいね。一人2万7千円でちょっと割高でした。
(船舶協会だから、運輸省がクレームをつけたようですが、国の助成はまったく受けていないのも、この腹立ちの原因だったようです)

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