2010年5月16日日曜日

わかば文庫


おはようございます。昨日は「わかば文庫」という子どもたちへの「読み聞かせ」を見学しました。アンデルセンの「みにくいあひるの子」の紙芝居もありました。この文庫は40年も続いているのだそうです。聞くのは自分の頭に膨らむので、随分受け取り方が違うようです。

逆境に耐えられる人、鍛えられる人の素地は少なくともこのような思い出せる童話を聞いているかどうかもあるかもしれません。「3匹の鼠とニャーゴ」というのは鼠の野外授業で、授業中にニャーゴというのは危ないから気をつけなさいという先生の注意を聴いていないで、3匹の鼠は他の事で夢中になっていて、置き去りにされた。3匹はお腹もすいたので、桃を取りに行くことになった。途中ニャーゴにあっても怖さを知らないので、一緒に桃を取りに誘う。ニャーゴは桃を食べてから、ゆっくり鼠を食べるもくろみだった。鼠3匹はそれぞれ自分の弟や妹の分も手にもっていた。ところが、鼠がニャーゴに叔父さんには「何匹子どもがいるの?」
「4匹だよ」「そうか桃1つでは足りないね。ぼくらの桃を上げれば喜ぶね」こうなると、ニャーゴはとても鼠を食べることが出来なかった。鼠3匹は「おじさん、今日は楽しかった。又一緒に遊んでね」と別れた。話手はやはり、相当の演技もあるベテランの人で4歳になる男の子は瞳きらきらと熱心に聞き入っていた。わずか子ども2人、若いお母さん達が4人の聴衆でした。窓も閉めて暗くし、紙芝居のところは蛍光灯がついていて本当に小さな劇場でした。聞き手の人数の少なさなど気になりませんでした。これは45分位で終わった3時15分に、文庫の主催者の奥さんが階下で、主人や従兄が法事から戻っているので、ご一緒に如何というお誘いで、タラバカニや日本酒のご相伴にあずかりました。ここの文庫は借りても期限がないのだそうです。ときおり童話作家も訪れるそうです。

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