2009年7月1日水曜日

石坂夫妻


おはようございます。もうことしも7月を迎えましたね。中村桂子さんの本の連鎖から素晴らしい夫妻がいることが分かりました。

石坂公成・照子夫妻(奥さんは山形県出身)は主にアメリカで活躍されたアレルギー研究の重鎮で、ノーベル賞にもノミネートされたことがあったし、文化勲章などかずかず受賞され、見事にこなした「結婚と学問は両立する」に書いてあったことですが、

日本では私と照子が同業の研究をしていていることで奇異な目を向けられる。何故そうなるのかが分からなかったそうですが、日本の女性の大学教授が「日本では女性は独立の科学者としては認められず、彼女らの業績は『内助の功』のかたちで夫の業績に吸収されてしまうのが常である」と言われた。米国では全くそのようなことはなかった。やはり女性からしたら本当の意味で男女平等になってほしいのでしょう。家庭では逆転しているのでしょうが、社会ではそうなっていない。事実ネットで調べても奥さんの照子さんの功績は記録されているのは少ない。

35年間のアメリカ生活を終えて日本に帰ってきた私が感じることは、日本での女性が伸びられない理由は日米の民主主義の相違にあるのではないか。アメリカ民主主義の大変革は1950年代の後半から、70年代の初めにかけて起こった。戦後の多民族国家の政策は、それぞれの民族がその伝統や宗教や特徴を保ったままで彼らが共有する社会・国家に貢献する道を拓いたことである。それぞれの民族のもつ伝統や考え方を尊重し合わないかぎり、多民族で一つの国を作っていくことができない。人種的偏見をなくすことは“人種の差を認めること”から始まっている。アメリカには“郷に入って郷に従え”という言葉はない。またマイノリティや市民権のない私の意見も真剣に聴くし,一般民衆も自分たちの職業やコミュニティを守るのは政府ではなく、自分たちにあるという自覚がある。(しかしながら、国外となるとイラクやアフガニスタンの考えを認めようとしないのが国益優先のためか分からない)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%9D%82%E5%85%AC%E6%88%90

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