2009年7月20日月曜日
異業種連合ことはじめ
おはようございます。事業の共同体はどの会社が責任を持つのか、建設関係で多いようですね。幹事会社が取り仕切るようになっているようです。
それが、全く異業種で、新規事業の場合はどうなるのでしょうか?
意志決定12の心得:田坂広志。より
異業種を結集して新事業を開発する事だった。あるコンソーシアの活動で、新事業開発に踏み切るかどうかに迷ったときがあった。
コンソーシシアムの市場調査もおわり、コンソーシアム参加各社の了解が得られていました。
後は、私自身が、新事業の責任者として意志決定し、経営会議での了承をとりつければスタートという段階まできていました。
それでも内心最終決断を保留していました。
新事業開発とは単に、有望な市場がある、事業計画ができた、各社の了解がえられたということで進むものではないからです。
その新規事業を牽引する「人材」にかかっています。
そういう最終決断をする前に、候補者の二人だけで話し込む機会がありました。
その折り、彼はこういったのです。
「私は、この新事業に失敗したら」、この会社をやめます!」
静かな語り口でしたが、決意に満ちた彼の言葉を聞いた時、内心最終決断しました。
「この決意なら」ば、道は拓ける」そうおもったそうです。
新事業は成功が約束されているわけでもなく、不退転の決意がことを進める。新事業に対する決意と意志のかげりが見えたならば、その新事業は即刻中止すべきです。厳しいようですが、新事業の意志決定をするマネージャーは、そう考えるべきです。
こうした決意のある人を得るのも思いこみとある種の縁です。計画ではなく、実行する「人間」が買われたのです。
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