2009年7月24日金曜日

夜空の星


おはようございます。東京の日蝕も雲の切れ間から一瞬見えたそうですね。私はてっきり、この厚い雲のでは無理と思いこんでいました。
あの皆既日食では壱番望ましい沖縄の離れ島・悪石島では駄目だったそうですし、特別便の小笠原付近では、見事なダイヤモンドリングが見え、そこで
新婚旅行を迎えたカップルもいて、世は様々ですね。その夜の星空にが物語がいっぱい、太古の昔から夜空は神話の世界だったようですね。
山中湖のペンション「モーツアルト」のご主人は星の解説が巧い人でした。
[かたち]
 北斗七星という呼び名は中国から朝鮮を経て渡来した呼び名です。” 斗 ”は酒を計る” 桝(ます) ”のことで、日本ではひしゃく星、西洋ではビッグ・ディパー(大さじ)と似たようなもの見られていました。
 この他に、フランスでは” ソース・パン ”という深鍋で、北斗七星のひしゃくと似たような形としていました。イギリスでは農具の鋤、これと似たものがタイのダーオ・タイ(星の柄鋤(からすき))と呼んでいました。エジプトでは北斗七星の柄の三つの星を牛、次の四つの四角を人間または神様、おおぐま座の顔・前足部分をワニを背負ったカバと見て、「奇妙な行列」と考えていたそうです。
  また、車という形を想像するところもあるらしく、古代ギリシャの詩人ホメロスは、” 車とも呼ばれる熊 ” と、彼の叙事詩「イリアス」と「オデュッセイア」で歌っているそうです。また、バビロニアでは荷車、エジプトでは天空神オシリスの車、北欧では主神オーディンの車、イギリスではチャールズ王の車とされています。
 日本では、「七星(しちじょう)さま」、またはその変形で「七曜(しちよう)の星」、また、ただ単純に「七つ星」とも言っていたそうです。
 さらに「四三(しそう)の星」、その変形で「しそぼし」とも古くから言われています。四三の星はサイコロの3と4の目を考えたものです。群馬県では「土蔵 の鍵」。 柄の部分の5個の星で船の形、残り二つは船飾りと見て「船星(ふなぼし)」、また北斗七星が北西へ逆さまになる姿を船を操る舵の形と見て「舵星(かじぼし)」と呼んでいました。

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