2009年4月20日月曜日

合唱団の人物探偵


又従兄弟のH君から招待券が届いたが、一度も会っていない筈なので、舞台にたったメンバーのどの人がそうなのか、皆目見当がつかないながらも、合唱を聞くのと、どの人がという人物鑑定とで、半分づつが関心ごとだった。パンフレットに30名の中央大学の白門グリークラブOBのパート・セカンドテナーと名前と何年卒は分かった。声のパートに相当する部分の観察を始めた。トップテナーにはH家の殿様を連想させる面長の風貌に相当する人はいるが、ご本人のセカンドテナーではないし、まだしっくりこない、そういえば母上のKさんに似てゆったりとした感じの人がセカンドにいるが、もしかしたらということもあったがまだまだである。最後のプログラムのオペラ部門ファウストに入って、以前に読んだ母上の手記にH君が一家で満州の満鉄から帰国するときに、やんちゃな子供だというに書いてあった話を思い出した。その面影も考慮しなければという思いにかられた。そうすると、団員の中でも若い方に入るということで人相を定めてみると、メガネもかけず、血色のよい、髪も黒いあの人が一番該当することに気がついた。そうだこの人に違いないと思われてきた。
全部のプログラムが終了してロビーはごった返す混雑であった。しばらくすると、団員の人も顔を出してきた。それでも声をかけるに逡巡したが、別の団員の方に声をかけ、どの人か尋ねてみると、案の定見定めた人だった。壇上にたつと大きくみえるが、目の前でみても大きかった。早速挨拶して、こちらの名前を名乗ると分かってくれた。人物鑑定の経緯を説明して、いそがしそうなので、面会もおおそうなのですぐお暇をし。失礼してきました。
好きな歌:中心は想い出の歌の中での、水のいのち、中国の歌は大海啊、故郷(海よ、ふるさとよ)、富士山(作詞草野心平、作曲多田武彦)、最後に歌われた、「今日のひととき」、司会の宮本さんはいい声でほどよく気持ちがいい。又伴奏の大庭さんも控え目でいながらハキハキしていたし、常任指揮者の松本さんの丁寧で揺るぎない指揮も見事に感じられました。

0 件のコメント: