2009年4月19日日曜日

緑・翠・碧・青・黒


おはようございます。高田馬場から目白方面の山手線の内側沿いの道は、右側は切手博物館やマンション前には生垣と白いツツジ、左は学習院から下がる新緑、このゆったりした上り道を歩きました。
 交通信号の実際は緑、大相撲の土俵の一角の房も緑なのに、何故青信号、青房といい、髪を緑の黒髪というのか。碧も翠ミドリと読み、紅毛碧眼なども緑眼ともかかれたし、緑陰のことを、翠陰とも書くそうです。どうもミドリはいわゆる緑から青まで、さらには黒の色合いまで広く応用範囲が広い。それで思い合わさることがあるそうです。緑色、すなわちグリーンの色彩を直接着色できる植物染料はないそうです。植物染料から緑色を得るためには、どうしても青と黄の二種の染料を混ぜ合わせるほかはないのだそうで、地球上に緑がフンダンに存在しているのに、この緑の色素を取り出そうとすると姿を消してしまう。緑色を生み出すためには、まるで雄と雌のように、青と黄を注意深くかけあわせなければならない。そこでやっとミドリゴが生まれるということで説明している。
光のくだもの:大岡信:小学館より

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