2009年4月4日土曜日

口角をあげる


おはようございます。桜の花も長持ちしています。しっとり咲いていた秋川の光厳寺の山桜がみたいと思っています。

好きな音楽が多い人ほど脳を活性化させる機会が増える。モーツアルト効果というのがあるそうです。「モーツアルトを聞くとIQが10上がるという研究です。その後好きな音楽で同じ効果が得られることがわかりました。何故かというと、脳の中には食べ物や飲み物、生き物として必要なものを得たときに嬉しさを感じる回路があるそうですが、それと全く同じ回路が好きな音楽を聴いたときにも活性化されるそうです。好きな音楽が多い人ほど、脳を活性化させる機会が増える。世の中に宝物が増えるようなもの。それぞれの人にとって「島唄」や、バッハでも、算数でも足し算が解けた嬉しさでも、アインシュタインの相対性理論を理解できた場合でも、自分が凄いと思えるなら効果があるとのこと。

口角※を上げるだけで楽しい気分に:脳と感情の不思議な関係であり、どれほど多くのことで楽しむことが出来るか。それが成熟の現れだと。
同じ物語を読むときにも、笑うような表情で読むのと、つまらなそうな表情で読むのとでは、楽しさが違うという有名な実験がある。読む筋肉と脳が結びついていて、顔の表情がフィードバックされる。米国では眼があうと、にっこり笑いますよね。あの習慣と米国の楽観性とには関係があると思うんです。感情って案外、体と深く結びついている。体調が優れないと気分も感情もあれてきますよね。感情というのは人生なにが起こるかわからないという不確実性に脳が適応するために進化してきたといわれているんです。脳にも生活習慣病があるそうです。中高年になって偉くなって送迎の車が来て、秘書がなんでもやってくれるような人、これは自ら脳の成人病になる道を選んでいるようなものなのだそうです。
大事なことは好きな音楽や絵や映画や人に会って話をすることは脳にとって大切な時間になるそうです。

※口の左右
アーバンライフ・メトロ2009.4NO65の14p
茂木健一郎(詳しくは「脳を活かす生活術」「音楽の捧げもの」)

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