2008年10月1日水曜日

江戸の平和


もう「衣替え」ですが、この温度だと納得です。雨が降って電車の窓も曇ってほとんど外がみえないので、霧の中を走っているようです。

元和偃武(げんなえんぶ)と参勤交代などの効果

えんぶは武器を倉庫にしまって鍵をかけ「二度と出さない」という家康の平和宣言だった。

林羅山は家康に「あなたのなさったことは周の文王のようなものです。武力行使でなく仁と徳をもって治世する」しかしこれだけでは軍事国ではなく、文治国に仕立てはできない。

1●幕府諸行事の手伝い(河川の改修などの大規模工事)

2●参勤交代,

3●江戸に正夫人と世子を置くの3つはよく言われるところです。

なんとなくわかったようになっていましたが、その意図した効果はよくわかっていませんでした。

1の件では各藩の財政事情の大きな打撃を与えた。そこで財源を得るために各藩が殖産興業に努力しブランドの名産品を産出した。

2の効果は大名行列が通過する・宿泊することで落ちたお金によって道路、橋、必要な施設を整備した。これは「人は土の道」「物は水の道」土の道での物流では行商しかないので、おとずと限界がある。江戸や大阪や京都に運河が多いのは物を運ぶためであったそうです。

江戸人遣い達人伝:童門冬二:講談社


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