2008年10月8日水曜日

お国かわれば


築後30年の三番町のマンションで一階のエントランスの壁面を大理石に変えるという工事がありました。120㎡(一枚30×30cmが1000枚位)はあってほとんど貼り終わったのですが、どうも大理石の自然の模様がそろっていないので、住民の中に大理石に詳しい方の指摘で70枚位を張り替えることになった。厚さ2cm位なのですが、もう壁に
固く接着されているので、金槌で壊さないといけない。本当にもったいないという感じでした。自然石の模様を合わせることは大変のようです。

日本人も知らなかったニッポン:桐谷エリザベス:中央公論社より

日本ほど清潔な国はないとほとんどの人は断言します。しかし清潔面で日米の違いにわけのわからないところがあります。ボストンの医療センターでインターンがトイレの床に自分の本をおいたというのです。米国人が地下鉄の床にハンドバックを置いたり、机やテーブルに足をのせたり、スーツケースを使ったあとでカバーをかけずに家の中に置きますが、こういう行為を日本人は不衛生と考えます。

視点を変えて、玄関で靴を脱いでスリッパをはきますが、何足も重ねてあるスリッパや銭湯の足ふきマットは何百人も足を拭くこれは日本人の基準から考えてもバクテリアの繁殖にはモッテコイですから不衛生なはず。歯科医の手袋は患者のためではなく、自分のため、器具も医者によっては消毒済みの袋に入ったものを使用しいたりするが、医者の手袋はランプの取っ手を握る。これにはいろんな人の唾も付いているはず、エイズの問題もあるので心配ではないですかという意見です。どうもトイレの便や外の土を連想するものは汚いのが日本で、米国では見えないが最終的にバイ菌から守られているかの違いがあるようです。

日本人は風邪にうがいするが、米国人は口臭防止のため。

熱がでたとき、米国では氷をいれたお風呂、胃痛のときは先ず冷たい炭酸飲料を飲み、アイスクリームを食べます。炭酸飲料によってゲップがでたりして痛みが治まり、医学的にいって冷たいものは胃痛を和らげる(日本では少し冷ましたが暖かいお粥)、このように対処が違うのに効果はどちらもまったく同じです。しかし方法には民族の習慣の違いがありますね。


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