2008年10月29日水曜日

買い物難民





厚い布団にしたら重みも温かみの一つで、よく眠れました。

知りあった「ふれあい」を主宰している人が不便を感じているのは団地内の総菜やや近所のスーパーが閉店して困ったということでしたが、それらの人々の立場にたって調べた記録をみつけました。

買い物難民:大月書店:杉田聡より

豆腐さえ買うのに、バスやタクシーに乗らなければならないなんて。

バス停まで遠い。首尾よくバスに乗ったとしても、そもそも、豆腐の値段以上になるバス代を払って買出しにゆかねばならないという現実に目入ってくる。タクシーを呼べば楽だが、豆腐代の10倍(!)もの料金を支払わなければならない。この女性は電話口で涙ぐみながら、こう述べたのである。昔はすぐそばで買えたのに、豆腐一つハガキ一枚買うのにバスなどに乗らなければならない。

自分の家から500m以内には個人商店はなくなって、コンビニ店の閉店やスパーの統廃合による閉店もあり、群馬県渋川市のような地方都市の場合で買い物の距離が従来とくらべ距離は倍になっていて1.2km。そこでも郊外に近いところでは82年と比べて、4から5.5倍であるケースもまれではない。

買い物に片道20から40分も費やす人もいるが70歳ともなると重くて腰もいたいので辛い。雨風のときは片手になるのでとくに大変。長雨のときや真夏の時は家にある残りもので我慢するのでしょうか。杖をついている人は傘と両手が塞がれる。シルバー買い物車を押したり、荷物を背おう人もいる。道路横断がまた大変で危ない。大型店の付近は駐車場に出入りする車や自転車が頻繁にとおるのでこれを回避するだけで大変なのだそうです。歩道がない道も結構多い。道の段差も結構負担になる。信号がある横断歩道を利用すればよいわけですが、そうでないところを渡るのは体力の消耗を抑えるために、出来るだけ距離短くする意図があるからでだそうです。車を運転していて危ないのにどうしてと思っていた。

バス停まで歩くが大変、帰りは荷物が重いので、200m先のバス停から自宅まで3回休む。病院に通うのに、「乗るバスがどこに停まるか、いつもとても気に病む」というのはバスが縁石からすぐ乗り込める場所に停まってくれると、「うれしくて涙が出る」ほどだという。けれども、歩道から車道に降り、そこからバスに乗らなければならない場合、それが至難だという。低床バスが来る時間帯を覚えておいて利用したりもする。一度青壮年層は、上着の左右ポケットに1kgの重りをいれて、両膝、両足首を手ぬぐいで巻いて固定したうえで、20kgの荷物を背負ってバスに乗り降りしてみると、高齢者はそのような負担をかんじつつ、バスを利用しているのだそうです。近所の子供に頼むにしても、必要以上に遠慮しているのか、出来るだけ自分でやりたいという意思が強くなりがちのようです。

 金曜日市場→リヤカーの豆腐や・買い物バス→コンビニバス、→買い物スーパーなどや、自分たちで「なんでもや」を作っているグループもあるようです。

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