2010年3月25日木曜日

気遣いと記憶力


おはようございます。桜の木もピンク色に際立って染まってきています。
昨日は認知症等で自分の財産の管理を成年後見制度申立書についての講習会があった。家庭裁判所に行くと、やり方のパンフレットも入手でき、説明もしてくれますし、
市役所の福祉課などと相談すれば、誰もいない場合には、NPOの組織や市長がそういう申立もしてくれますが、包括支援センターなどにも立ち寄り、つながっていたほうが何かと都合がよいようにおもい
ます。
ひと恋しくて:久世光彦
新潟県の長岡で地元の越山会の人たちが広い座敷に集まっていた。田中角栄さんがすぐ前には長老たちが、そこからほぼ年齢の順に百人近い車座のなって、後ろの若者たちは廊下に溢れてたっている。妙な
ことに、この親分は功績の多いだろう近くの人たちには目もくれず、声もかけず、会話のほとんどは末席の若者たちとの間で交わされる。それも《おい、大谷の次男坊、ばあちゃんのリュウマチはどうだ?》
といったイントロがかならず付いている。その若者の」三歳の娘の名前も正しく覚えれている。あの子は頭がいいちと、みんなの前で褒める。声を「かけられた、娘を褒められた若者たちは、みんな紅潮し、
手の指の先が反っていた。森光子さんの「ようだと思った。森さんはドラマノ」スタジョへ入る時、若いスタッフの名前、」あるいは愛称から覚えようとする。演出関係から、カメラ、照明、小道具、衣装、
メーキャップも名前もしっている。普通なら《小道具さん》《照明さん》とか呼ぶ。それで礼を失していないのだが、森さんは《エビちゃん、ちょっと》《トラさん、これお願い》とか小首をかしげていっし
ゃる。主役がここまでやってくれると、仕事の運びや空気が和やかになる。私なんか50、60すぎてくれば新しい名前は覚えるがそんなに楽なはずがない。

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