2010年3月23日火曜日

無着成恭先生のお彼岸説法より②



おはようございます。先々日は一晩中風が凄く、庭にある箱がひっくりかえり、散乱していました。通りにでると、置いてある自転車が転倒していました。
無着成恭さんのお彼岸説法より

俺はコウダ、コウダと己の主張をするのだというのが子ども、これは有難いというのが大人。相手の気持ちや立場に立てるのが大人。初潮があり子どもが生める身体になっているのは生物学的大人。相手から自分がどう思われているのか分かるのが大人。
御坊さんは、生きて戒名をいただいている、死んだ場合は浄土にはいかない、浄土に行けなかった人を救うために、浄土とは別の場所・地獄に行くのだそうです。全国にお寺8万、
僧侶は14万人いるそうです。
「授業」は「業=ゴウ」を除いてあげること、お坊さんの先生が弟子におしえるのは受業だという。葬式仏教にしないで、生きることについての説法をやる「南無」の会を推進されているそうです。
3つの欲:1食欲、2性欲、3群欲
自然の摂理は、食欲は生きるために、口で「ああ上手かった」と食べられなくなったら、生物は死ぬようになっている。無理に管で栄養を取るのは、介護する側の子どもが大変であることを認識し、延命措置はしないという措置をしておくのが賢明に思われるそうです。
人間には歯医者がいるので、ライオンの例でいえば、動物なら獲物にも食いつけないことになり、もう生きていけないし自然界に存続できない状況になる。歯の治療によって生き延びることになるが、本来たべられなくなった場合には水だけしか飲めない、食べないと3ケ月の命だそうです。
性に関心がなくなることも死に近いことになる。
誰でもおしゃべり出来ないと、これも人と意志疎通ができない「群れ」が実現できなので困る。
戒律は戒、と律にわけると、律は団体行動のやりかたの約束ごとです。
食物を大事に:米一粒は撒いたら数百粒以上にはなる。この一粒が床に落ちたら、今だれも不衛生で拾っては食べないが、食べたほうが免疫力もつし、ひ弱にはならない。
(尿療法で尿を飲むに人は冷やしてのむとよいそうです。宇宙ステーションでは循環型の生活をしているので、尿が飲み水になっていますよということだそうです)
日本の教育は最初に100点を与える。その後、コレハダメ、アレハはダメといって点数を減らしてゆく減点法。これと反対の徒弟制度やお寺の導き方は、便所がキレイになった。キレイの残さず食べる、というのが加点法であるが、この両方の組み合わせが必要だそうです。

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