2009年12月14日月曜日

子役の選定


おはようござます。多少なりとも体調がよくなったようで、よかったですね。最近の風邪は体温を測っても問題ないのに、、2・3週間寒気や肩こりなどがぬけないようですね。
お送りしたものは叔母さん用です。なるべく量も少なく、手軽なものを選びました。ご賞味ください。
青木富夫:小津監督の同名の映画に出て以来「突貫小僧」と呼ばれ、その後は作家になった。その青木さんのお話、1997年7月の雑誌「東京人」の小津特集から
当時(1930前後)の子役は歌舞伎か新派から出ていたんですね。だから可愛いし、いじらしいし、僕は子役じゃなくて撮影所に遊びにいっていただけでしょう。ズボンなんかずり下げているし、小僧っ子みたいな顔しているしさ(笑い)。その当時の小津先生は城戸四郎さんのいわゆる蒲田調の映画をとっていて、小市民的な映画だから、作られた子役はいらないんですよ。ところが子役はみんなつくられた子役だった。それでたまたま撮影所にいた僕を見つけて、これだったら面白いじゃないかと、どこにでも転がっている子どもだ、これを使おうと、こっちがわけがわからないうちに、あれやれ、これやれって。
そしたら小津さんはあの子役は面白いから次もやろうじゃないかとまた呼ばれることになった。
あのころは子ども専門の俳優養成・派遣事務所がなかったのですね。

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