おはようございます。
障害の有無を問わず、誰でも全身を動かしたい気持ちがあります。
このダンスを障害者の方々に提案したところ、何の躊躇もなく、待っていましたという
ことで開始されたとのこと。
夕方時に、閑静な道を車いすを押して散歩しているのをよく見かけますね。そういう
姿をみているものですから、どうしても、「車イスダンス」というのはどちらかというと、
押されて踊っている姿を想像していました。ところがまずダンスの開始のために整列し
たときから、呼称はスタンディング(一応介添えらしき人)、ドライバー(車イスを運転(うんてん)し
ている人(ひと))です。車イスの後ろではなく、隣にスタンディングの人は立って、ダンスが
始まると双方対等に、手を添える程度にして回りはじめます。
練習とはいえ、普段と違って服装も明るい色になっておしゃれな出で立ちです。
メロディはあの懐かしい、「リンゴの歌」「青い山脈」「上を向いて歩こう」、等の調べ
がなりだすと、すぐにも青春時代に戻った顔をしています。
ここは東久留米市ですが、開始以来9年を数え、今日は全部で7組14人、平均年齢は
65歳から70歳で、送迎のマイクロバスで西東京市からも4組8人も参加しています。
ここでは月に2回もあるのですが、月1度の送迎がやっとだそうで、とても残念なのだ
そうです。
会場の広さは40から50畳あるものの、ダンスの動く範囲が大きいいので、7組でも
丁度よい広さでした。
来る前はダンスだから、どうしても手助けが必要だと思われがちですが、元来未経験の
ドライバーの人も、すぐにも慣れて楽しんで踊れるようになったそうです。
松本さん曰く、ペアのみなさんは心が幸せ色になるので、身体にも自ずと豊かな笑みが
現れるのだそうです。
人前に出るのを嫌がる人も、練習では時々踊る順序の間違を自主的に正しながら頑張る
そうです。だんだんと上達してくると晴れがましい顔にもなり、介護施設等でも入居者
にも見せてほしいという希望もあって出かけるようにもなりました。入居者は見物する
だけではなく、座ったままでも手を挙げ、一緒に歌いながら動きだします。月1回だ
そうですが、心待ちする恒例行事になっているそうです。
小・中・高校生の前でも演舞してくださいとのことで年代を超えた交流になっていて
御礼の便りも沢山寄せられているそうです。
打ち合わせがあった席でも打ち解け、和気あいあいで楽しそうでした。
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