2009年9月16日水曜日
おとうさん
おはようございます。今はまだ肌がけと綿毛布ですが、ふと肌寒さで目が覚め、蓑虫のように中にくるまっています。もうそろそろ薄い布団が欲しいなあとも思います。
平成おとぎ話:河合隼雄より
「おとうさんのカゲが薄い」というのは何かにつけよく聞かれる言葉である。
日本童詩研究会編「おとうさん」理論社が出版された。関西の代表的詩人の竹中郁を中心に、井上靖、足立巻一らが児童詩の選にあたり、生み出した画期的な仕事であった。
昭和三四年から昭和37年にかけて児童詩誌『きりん』に掲載されたものだそうです。
たいこ橋 服部悦子(三年)
住吉さんへおまいりにいった
たいこ橋をわたる時
胸がどきどきしました
お父さんの手を
しっかりもちました
お父さんの手は大きくて
ぬくかった
スス 桑名寛一(五年)
ぼくの父は機関士だ。
帰ってくると、
耳やあごの下にススがついている。
でも、これは、
いっしょうけんめいに働いたしょうこだ。
でも、時々、
酒によって帰ってくる。
しんぱい 前田宗一(三年)
とうちゃんは
ねていても
おならをこかはる。
おきていても すぐ
こかはる。
よそへいって
おならをこかはらんか
しんぱいです
これと同様に『おかあさん』のもあるそうです。
ところで平成の『おとうさん』はどんな姿で
子供の目に映っているのだろう。
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