2009年9月7日月曜日

夕焼け小焼け


おはようございます。友人の今朝の一句は

みの虫の
  命の綱を
       風あふる
叔母の難病の連れ合いが「ゴエン」で肺炎になり高熱をだし緊急入院しました。あのICU治療室にいると、叔母さんの心境もそのようだったでしょう。今は熱は熱も下がり、穏やかな状態になったのはよかった
とおもっています。

夕焼け小焼けの歌:「小焼」を敢て辞書で引いてみますと、広辞苑でものっていません。
「夕焼け小焼け」でも同様でした。

実際はどういう意味なのでしょう。夕焼けではあるが、雲が多く、ごく一部しか夕焼け
部分がないという意味なのでしょうか。
この美しい夕焼けと、山のお寺の鐘とねぐらに帰る烏のとりあわせは、日本のどこでも
見られた光景であり、その故に人々は「赤とんぼ」や「朧月夜」や「故郷」同様、自分
を生み育てた故郷の歌として懐かしむ。日本の各地に十何か所か「夕焼け小焼」の歌碑
が建てられているそうです。
私たちの村にも古いお寺があり、鐘楼もあったが、鐘の音を聞いた記憶はない。鐘の音
が小さかったのか、遊びに夢中になっていて聴きそびれたかしたのであろう。
事実作詞者の中村雨紅が晩年に「どこで、どんな場合に作詞されたについては、35年も
前のことで・・・どうもはっきりした覚えはありません」と語っているように、日本中
の田舎の全てにつながるのだろう。

日本の歌、ふるさとのこころ:由井龍三:春秋社。より

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