2009年8月31日月曜日
宝塚
おはようございます。女の姉妹がいないので、その関係はよくわかりませんが、お袋がよくいっていたのは、男の場合、かけてある服装は黒っぽいものばかりで、地味で面白くないと
いっていました。宝塚は尼崎にいたころ、労音でオイストラッフのバオリン演奏会でいったことがありました。大阪で中学の同窓会の女性連中だけは途中からここに行くとイソイソと出かけていました。
畑田国男:妹の力より
女の園これを構成する団員もおそらく女系家族出身者という仮の前提の説明だそうです。
「いい嫁を探すなら宝塚で探せ」といわれている。宝塚には舞台人を育成すると同時に、
一般の家庭人としても立派に通用する女性を養成するという側面もあるそうです。
宝塚はスターへの登竜門でもあるが、大スターになれるのはホンの一握り。大半の女性は宝塚OBのハクを土産によりよい結婚に走るのである。
「妹」は大スターを目指し、「姉」はそこそこで舞台からリタイアしている現象からも、姉には良妻に満足し、賢母の人生を歩むシーンが見て取れる。
【団員の兄弟・姉妹の内容】
男兄弟しかいない女性 115人(32.0%)
女姉妹がいる女性 181人(50.4%)
ひとりっ子 63人(17.5%)
(昭和40年から63年のスター級359人の「姉妹型分類」より)
「妹」が宝塚に興味をもったのは「姉」が宝塚を好きだった場合がほとんどである。
姉妹そろって、宝塚ファンだったが、「姉にすすめられて受験したら受かってしまった」というのが、「妹」サクセスストーリーの典型だ。姉は批評家で、妹はアクトレス。これが親子というよりも擬似姉妹のパターンである。
一方姉が宝塚に通うケースでは母の存在がおおきい。何時までも若い母、気が若くて姉の様な母、姉か友達のような母、こんな母の応援を受けて「私」は宝塚を受験するのである。
母親が姉に相当し、長女である私はいわば「妹」という構図である。
一人っ子が多い(63人=17.5%)という現象も姉妹のパターンだ。
同じ一人っ子でも、男の子だと、母親は厳しさを忘れ、つい過保護,過干渉におちいって、我が子をマザコンに追い込んでしまうケースがよくあるが、女の子だと上手に育てることが出来る。
母と娘の関係は、限りなく「姉妹」に近づくことが可能である。まして、長女でもある「一人っ子」と母の年齢差は少なく、この擬似姉妹は一層、姉妹に近い感情を共有できる。
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