2009年8月5日水曜日

北風と太陽と旅人


おはようございます。この部分のイソップ物語は夏に語るものではないようですが、

イソップ物語でもチョットひねった話です。

まず最初に北風が「俺が、旅人のマントを脱がせて見せる」といって旅人のマントを剥ぎとろうとして強い風を吹き付けます。しかし旅人は寒さのあまり、ますますマントを掴んではなさなかった。
そこで選手交代で、太陽が旅人をポカポカ暖めます。すると旅人は暖かさのあまり、自然にマントを脱ぎ、競争は太陽の勝ちに終わるという物語です。
でも「心理学版」の物語があって、北風の失敗までは同じで、太陽のところでどうなるかというと、旅人は太陽に向かってこういうのです。
「太陽さん。そうしてポカポカと暖めて、私のマントを脱がそうとしているのでしょう。見え透いていますよ。残念ながら、私はあなたの思う通りにはなりませんよ!」こうして北風と太陽の競争は「痛み分け」となると言う物語です。この「操作主義」が企業とか組織においてうまく発揮できなときにはこれが原因になっていることが多いのです。「相手を動かしてやろうという」という意図が強すぎるとかえってうまくいかない人間のややっこしさですね。

意志決定12の心得:田坂広志。

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