2009年6月10日水曜日

やればできる軍縮(糸口)



おはようございます。軍縮というのは本当にできるのかなという見方がほとんですが、じっくり・あきらめずに持続すれば出来るのだということがありました。もっと報道されてよいことだと思いました。
核軍縮のカットオフ条約への政治的プロセスを推進した。これは「核兵器の原材料をもうこれ以上つくらない」という条約だそうです。

 アメリカは勿論安保理5大国が全部反対だった。それを一国一国交渉して味方につけて行きました。やはりアメリカは最終的に残った。そのアメリカも2004年7月にはホワイトハウスでカット条約を加入に賛成の立場を正式に発表し、NPT(核兵器不拡散条約)の会議(何故インドの核保有を容認したのか?)でもアメリカはカットオフ条約に一貫して賛成の立場です。本当に信じられない結果だったそうです。

 成功したのは明確なロジックで相手の不安感に応えるために、よく聞いたことです。よく聞いてみますと、要するに「9.11が二度とないようにしたい」ということだったそうです。「9.11がもし核テロだったら」というどうなっていたかということだった。このように「聴くこと」が「呼びかけと応え」を導くことになっていないのです。発信というと、とにかく大きな声で、演説をしたり、声を張り上げるということになってしまう。それぞれの国はそれぞれに違うのですが、国の違いを乗り越えるということはやはり「概念のチカラ」、国連のアナンさんが「あなたのやっているこの小型武器nの仕事は事実上大量破壊兵器だといってくれました。小型武器は小型の問題だとみんな思っています。

 50万人もの人が死んでいるのに、広島・長崎で20万人で、毎年50万人ということは1分に1人しんでいることになります。まぎれもなく大量破壊兵器なのだ。卑近な概念でバリアフリーは人の気持ちをパッとつかむような感覚がある。この言葉の響きが概念をいっきに伝えてくれます。声をあげるというもう一つの概念、日本ではプロセスといっても何かあってから「そのあとのこと」というのをやるけど、それはフォローで、国際社会では本当に重要なのはLEAD UP・あることに向かっていくことが重要、日本は世界で何が決まると、あくまでも「さて日本どうしましょう」という具合です。その条約を作って行くのだ、この会議で認識形成を世界に定着させるのだということでなければならない。決定を受ける人ではなく、決定する人でありたい。どうしてか誰かが作ってくれるという感覚があるのがとても残念でならない。といっています確かにそういうキライがありますね。

 長田弘と猪口邦子の対談から

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