2009年11月29日日曜日

先祖は皆同じ?



おはようございます。
細川佳代子さんの「花も花なれ、人も人なれ」という書籍から。
高田好胤先生から言われたこと:25代前で遡ると、あなたの先祖は何人になるか知っていますか?
一番身近な先祖は父と母で2人、2代前は4人、3代前は8人。次々数えていぃと25代前は、もう数しかわからないが、三千三百五十五万四千四百三十二人になるという。
司馬遼太郎さんが細川護煕家の菩提寺を案内されて驚いたのは、「夫婦が仲良く同じ大きさで並んでいる御墓は見たことがない」(直江兼続もそうだそうですね)とおっしゃった。江戸の初期に男女平等で仲良く並んでいる藩主のお墓はみたことがないということだそうです。
「細川家の歴史は南北朝から始まって室町、戦国、そして江戸、明治、と世の中がぐるぐる変わって戦が激しい時代に、よくもまぁ生き残りましたね」とおっしゃった。武将の家で細川家より長生きしている家は鹿児島の島津家だけである。外様大名だった加藤清正は熊本城主だったが、改易にあって2代で消えてなくなっている。
ところで「細川家には何かこのように家を存続させるための代々申し送られた特別な教えがあったんでしょうか」とお聞きになった。父は「それは家来に恵まれたからです」と答えた。間髪をいれずに、「細川先生、よい家来を育てるのがトップの一番大切な役割ですね」
それから父に教わったのは、細川家は文武両道の家、これは際立っていたそうで、このことが大名の中でも細川家が一目置かれたことと、文を大事にすることは情報収集にも力を入れてきたことを意味するそうです。

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