2009年11月17日火曜日
インドのある一面
おはようございます。インドは一度行ってみたい国です。中国との違いはどうなのでしょうか?
知られざるイスラーム大国インド:2009.11.9亜細亜大学国際関係学部 前川輝光教授
チャイン:発展する国、中国とインドをこう呼んでいるそうです。
隠れたイスラーム大国インド:この演題に特別の意味があるわけではなくて、この国のイスラーム人口がかなりいることが知られていないことを知らせたいということだそうです。
インドの人口11.7億人(最新版2001年統計01年毎)、国内ではヒンズー教徒が80.5%、ムスリム(イスラーム教徒)が13.4%である。仏教徒は割合としてほとんどいないといっていい。
アジアでみると、インドネシア2億、パキスタン1.6億、インド1.5億、バングラディッシュ1.38億。
●インド国内でヒンズー教徒は、今は80.5%をしめているが、ムスリムが13.4%が人口増加率がムスリムが圧倒的に高いので2251年では64.67%に達して逆転が予想されるので、危機意識が高くなっている。又ヒンズーからムスリムへの改宗もたかい。
デーリーにもモスリムが多いし、かの有名なタージマハールもイスラーム教である。
●ヒンズー教は多神教、何百万もの神がいて、全部の神様の数を知る人はいない。又カースト制度があるのがヒンズー教で、清らかな身分に穢れている身分のものが接触もできないということで、最下層の人を不可触民という。カースト制度は4600もの階層があるといわれている。
賑やかな礼拝、未亡人の再婚難(法的にはそういうことはないが、慣習的には厳然としてある。)
娘が結婚するとき、多額の持参金が必要で、3人もいると、破産寸前となるそうです。
希有な例ですが、嫁イジメも相当なものだそうです。料理の最中油の炎上死に至ることもあるそうです。
●イスラーム:一神教、浄・不浄の差別なし、静寂の礼拝、未亡人の再婚可
●ムスリムとヒンズーの結婚はあり得ない(ただし芸能界はゆるやかでそういうことはないそうです)
●食事:ヒンズーは牛肉だめ、イスラムは牛肉OK。喧嘩でこれをイヤガラセに使うそうです。
●世界的なイスラ-ム原理主義(教典に間違いないという立場、アルカイダ、タリバン)の影響で、ヒンズー教にも同様な原理主義が力をつけてきた。
●ヒンディー語(サンスクリット系)はヒンズー教と結つきとウルドウ-語(ペルシャ・アラビア・トルコ)はイスラム教に結びつく。ヒンディー語はインドの公用語、ウルドウ-語ハパキスタンの公用語。しかし両者は姉妹語で、会話はお互いに通じるそうです。
●国内で使われている文字は10種類、主要言語にいたっては20もあるそうです。
●1947年ガンディ-、ネールらの国民会議派主導のもと、ヒンドウー多住地域がインド、ムスリム連盟主導の下、ムスリム多住地域がパキスタンとして英国から独立。当時パキスタンは東西に分裂、インドを挟んで西がパキスタン、東がバングラディシュである。イスラ-ムだけでは国家統合には難。
●カシミール問題は、指導者層には解決したい方向性はあるが、民衆レベルでは積年のうらみつらみがありそうはいかないそうです。
●ヒンズーの最下層の不可触民については教育の優遇策があって、ある人員枠まで成績の良しあしに関係ないそうです。モスリムについてはそういう優遇策はないそうです。
●インドにも大統領がいて、これはいわゆる象徴であって、実権は首相にあるそうです。2002年7月(2007年7月まで)、南インド・タミルナードウ州出身のムスリム、アブドラ・カラム氏が大統領に選出された。
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