2009年10月16日金曜日

筆談ホステス


おはようございます。夕方部屋の空気を入れ替えるため、西日用のブラインドを上げ、窓をあけたら見事な夕焼けでした。もうブラインドも揚げても、夕焼けを楽しもう。

テレビ朝日で山本晋也監督のレポート:女性セブン9/20号にも掲載されているとのことであるが、
銀座の高級クラブM(すみれママ)に「筆談ホステス」を書いた斎藤里恵さんの紹介だった。クラブでもNO1だそうですが銀座でもNO1で25歳。

耳が聞こえないので、お客さんとの会話は筆談で、メモ用紙に綺麗な見事な字を書きながら会話をしている。
ナカナカのチャーミングである。隣に誰かがいる限り「憂い」が「愛」にカワリますというようなことから始まった。
Y:もともとホステスになったのは、どういういきさつですか?
S:親不孝からです。もともと目指していたのではなく、故郷の青森で、聾唖者の19歳で仕事がほとんどないし、出会ったママにやってみないかということからでした。
Y:何故耳が聞こえなくなったのですか?
S:1歳10ケ月に髄膜炎になったのです。聞こえた記憶はありません。子供のころは宇宙人とかいわれた。母は、これは自分の責任と痛烈にかんじて、周りの子供と同じように育てようとしました。喉に手を、ペンとかパンとの絵をみせながら声を出す訓練を続けさせられた。
しかし年頃にはそんな訓練に反発し、オシャレバカリを楽しむ不良少女になって、毎日母とは喧嘩で、今思うと優しさ故の厳しさだっとわかりますが、そのころはそう思えなかった。
Y:筆談いいですね。聞こえなくとも心は聞こえますね。聞くところではある相当年配の男性客が、「人生は難しいことばかり」  この斎藤さんは「難問がないのは無難、問題があるのは有難い人生」と答えたことをママさんから聞きました。これがあなたのお母さんからの手紙ですと手渡す。
S:母の手紙を読んでみると、『出版をみて、よりあなたのことが分かり、黙って見守るようにします。このまま頑張り過ぎて、倒れないようにしてください。私はホドホドですが、うるさい親でありたい。』と書かれていた。
  親という字は立木の上から子を見ている字なんですね。目はもう潤んでいました。

斎藤里恵:筆談ホステス:http://item.rakuten.co.jp/book/6189456/
評判:http://blog.livedoor.jp/officekumapooh/tag/%E6%96%8E%E8%97%A4%E9%87%8C%E6%81%B5

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