2009年10月5日月曜日

バブルはバブル



写真は「あごひげ」のある人のためのコップ(小さい仕切りのところに髭をのせる)

おはようございます。昨日は西東京市交響楽団の招待券を頂いたのでいってきました。プロコフィエフの「ピーターと狼」は子供のための曲といいながら、楽器の役割とメロディは壺にはまっています。

あのバブルとは一体なんだったんでしょう。新屈せざる者たち;辺見庸より、
畠山みどりさん:150万円の借金で一家心中するひともあるし、25億円(利息は年1億円)の借金も一緒ですね。何度も死のうとも思いました。しかしおとがめをうける借金ではないので、言ったほうがかえってせいせいするのかなという感じで明らかにした。私の借金の話を聞いて、あっ、畠山が25億円で頑張っているだから、自分も頑張ろうという励みにでもなればなんて。

辺見:最近の方がお元気になったんじゃないかなと思ったりしているんですが、お金を返すのが生きる張り合いになったりするものでしょうか
畠山:そういう感じがしますね。この7年間全然病院にいっていないんです。デビューする前からずっと25年間やせるために飲まず、食わずの断食人生だった。それが47歳のときに急性肺炎をやりました。抗生物質を40何日も飲み続けてもまったく直らない。それが抗生物質をやまたら直った。ところがいま体重が60kgを超えてしまったんです。13年前に「やせる本」を出した時46KGでも今のほうが大分調子がよくなった。歌手がスタイルがよくなければならなのは日本人の了見違いですね。
太ったおかげで3音位音域がひろくなった。
 「株」をやるようになったのは私のショーに出ていただいた、八代英太さんが、舞台から落ちた時の賠償金の支払いのためでした。その後仕事がないので最終的には2500万円を支払うために株をはじめました。株で4億円にもなって、次々に誘惑の道にはいったが、それは極楽と地獄の入口だった。おまけに銀行は借りてくださいという時代だった。東急電鉄で1回で4千万円儲けたのが最高だった。儲ける材料を研究するよりも勘がよかった。40億円も動かしていたこともあった。ヘリコプターを買って、スキー場の経営することの夢を描いたこともあった。

公演は1日4回もやることがある。やっぱり借金を返したいから、仕事は全部引き受けます。歌は趣味と実益をかねているのでいい歌をいつまでも歌い続けたい。
まだ借金が22億円のとき、22億円の現金を用意してくれるという話を真に受け、2億5千万だまし取られたこともあった。
1円の返済もできなくなったこともあった。
地上50mのクレーンのうえで歌うとかバンジージャンプの企画も頑張って出演し、凄い視聴率だった。
そんな中で人間の裏表をみたのですが、証券マンが何10回もきて喫茶店で会っていたのですが、いつも御馳走していました。支店長とその坊やがコーヒーを飲んでいたのですが、もう畠山からはお金はとれないと思ったのでしょうね、先に2人が帰りました。あとでレジにいってみると、自分らのコーヒー代だけの支払っただけでした。
また1円も売り買いさせないといって全部現物を引き揚げましたね。それが自分にとってバネになりました。その後電話しても10回に1回しか出てくれない後援会長に電話したところ、電話にでていただいて「あんた元気かい」「株は?」「いくらいるの」電話で30秒で5億円も出してくれたが、湾岸戦争でまた株がだめになった。
この5億円を返済するのに、200年かかるが、会長がお元気なうちに歌を当てて御返ししたいですね。
辺見:だいたい隠しますね。いまの畠山さんの大きさと味を作っているのですね。バブルでひどい目にあっている人たちに勇気を与えているのですね。

畠山:51歳になってスキーで1級を撮ったり、5種類のジェトコースターにのったり、最後に一番凄いのに乗るんです。これでスカイダイビングの仕事の話でも来たら、やりますよ。(紅茶キノコをはやらせたのがこの畠山さん)でもやはり歌を続けたいですね。
借金王:千昌夫はときおりが登場しますが、畠山さんのUHLはもう閉じられていますが、この畠山さんの頑張りは凄いと思いました。

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