2009年10月13日火曜日

鯨近づくまで待つ。


おはようございます。
ザトウ鯨を追う。
昨日で5日目で風邪で肩は凝るし、ちょっと寒気がしたりで不調なので、ベッドでNHKのBS放送をみていたら、
新田末広※(水中映像作家)がトンガ王国のババウ諸島まで1月間の撮影旅行の記録だった。
いままでと違うのは、ホエールウオッチングとは違い、どうやって鯨に近づくことができたかと
いう点が一緒に撮影したような気分だった。

※http://plaza.rakuten.co.jp/seacam/

ここの鯨はザトウ鯨で10mの大きさであった。ここの海は波もなく、あたたかく子育てと愛のシーンの場だそうです。
母は授乳させているが、ここでは一切食事はしないで、北の海でオキアミなどで十分栄養を蓄えているのだそうです。しかしここには珊瑚礁があり、海のオアシスで熱帯魚など豊富な場所である。
しばらく鯨をおいながら観察していた。先ず海に入り、酸素タンクを背負ったアクアラングはつけない、これをつけると、泡などが沢山でるので、鯨をオドカスことになるので、スノーケルと水中カメラしか持っていかない。
大分手前から、様子を探りながら、本当に抜き足差し足よりももっとゆっくりと近づく。
しかし母子の2頭は最初は敬遠気味で、逃げられた。とても鯨の逃足には追いつくことはできない。

若い雌を巡って雄は巨体を激しくぶつけあいながら順番を決める。これに勝ったものが雌への優位を得るということであった。
その他、他の雄と競い合うのではなく、母子の2頭に、妙な声を出してエスコートという13mもの雄が付け回している。エスコートは又の交尾のチャンスを狙っている。このエスコート役が母子の2頭と新田さんの間に入って、尾びれで海面を叩いて新田さんを威嚇して追い払おうとする。尾でたたかれたら、コッパミジンです。

交尾後の出産は1年後で、2・3年に1回出産するという。この母を負う最初の雄は後続の雄に泡で幕を張って行く手をぼかしたり、急に進路の角度を変えたりする。
何回かの挑戦後、ある日にこのエスコート役がいないときにだった。

母子の2頭が先方から近ずいてきた。母は鼻さきに子供をのせ、子どもはお腹を上にして、遊びだした。
何回か出あっていると、こちらも危険な相手じゃないことで、親密感が生まれてきていたようだ、
撮影するにも、わずか1mもの距離の親密さだった。

鯨の出産シーンを撮影したかったが、お腹の大きなメスは見つけられなかった。出産後に赤ちゃん鯨が生まれて最初の海面上での呼吸のシーンも期待したが同じくだめだった。(これは推測では鼻先にのせて海面に押し出すのではと想像していた。)
もう1月の予定の終わりに数日残して、トンガの北のトク島に3頭の鯨が浮いたり沈んだり、立ち泳ぎしている、けしてトラブルの様子でもなく、ガイドの人もこのような行動の意味がわからない。もう1頭加わって4頭になり、やがて2頭づつ別べつの方向にいった。マッコウ鯨は群れをつくるが、ざとう鯨の場合はハナレバナレの行動をするが、仲間意識の確認の行動だろうということだったが、2頭づつに分かれてので、別の意味もあるのだろうか。
またの楽しみを残してこの島を後にした。

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