2008年12月31日水曜日

シンガポール事情



にわか花屋の前に人が並んでいましたが200円の門松のためでした。。スーパーのお供えの餅も大中小で小はもうありませんでした。値段に敏感になっていますね。海外旅行も随分安くなっていて、商品取引や金や為替相場と同じような変動ですね。各国の事情もその国に根を下ろした人の話は観光ツアーで得られる情報と格段に違いますね。

関西流引越し商法:森幹雄1953年、京都生まれ、日立製作所勤務後、アメリカに渡り皿洗いやハウスボーイをする。アメリカ系運送会社に就職し、シンガポールへ。

シンガポールは「なんぼやねん」っていう関西の感覚ですよ。僕は関西商法やからうまくいったんですよ。

関西商人的感覚がないと、このの中国人やインド人には太刀打ちできないです。中国人、インド人、ユダヤ人、これが“世界の三大商人”といわれいていますけれど、そのうちお2つの民族がここの商売を仕切ってるんやから、そりゃもうおカネ、カネ、カネ(笑い)。彼らの駆け引きは尋常じゃないですよ。その点僕はブリタニカのセールスなんかで、セールスのやり方も分かっていました。引っ越しの仕事をしていると、景気の変動がものすごくよくわかります。人が動き始めるときは、好況か不況か、そのどちらかなんですわ。特に中国人が動くときは何かあります。例えばタイのチャイニーズが家財をカナダとかアメリカに一斉に運んだことがあるんですけれど、1年もしないうちのクーデターが起きました。90年前後から香港から引っ越しが多いんです。もちろん97年の中国への返還を見越しての動きでしょう。とにかく彼らは、一族ぐるみ将来を考えたグローバルな戦略で動いている。

子供が3人いたら、一人はアメリカ、一人はイギリス、一人は日本に留学させていますから。僕らも情報を掴むのが早んですよ。フィリピンの米軍基地が全面撤退するという情報は2年前につかんでおったんです。あそこにいた米軍の家族がみな引越すわけだから。

機械油と女社長(シンガポール)粕谷紀美子

よく「華僑の商売が世界一」と言いますけど、私に言わせたら華僑が世界一汚い商売の仕方をするからですよ。支払は最後の最後まで引き延ばそうとするし、どんなにいい仕事をしても支払うときは必ず値切ろうとするし、きっぷのいい華僑なんてみたことがないですね。人との関係も、そのとき利用して儲けたらそれでおしまい。

たとえば、同じ品物を買うとき、私なら知り合いから買ったほうが安くなるからそうしますよね。ここでは逆なんですよ。知り合いには高く売るというのが華僑のやり方なんですよ。だから、わたしは知り合いの華僑からは物は買わないです。同じものならそれを安く売ってくれる知らない人から買うんですよ。

上記2つは、「アジア定住(11ケ国18人の日本人)」:野村進、井上和博、より

0 件のコメント: