このような企業のトップによる講義を久し振り拝聴しました。14:30開始のところ10分遅れで理由は明らかにしなかった。それでも学生達は待つ間多少イラダチはあったものの、辛抱強く待っていた。昨年や春と比べると、聴講する学生の態度がすこぶる真剣で、今まで全部で縦列30のうち、5分の1ほどの最前席はほとんど空席でであったが、この度は急に就職事情が悪くなったためか、前へ前への進出が見られ、最後の社会人の質問がなくて、学生の的確な質問がなされた。又全体の出席率も大分よくなっている。小生も半年位は通ったが二十日鼠のように走る、自転車をこぐ、
プールもただ泳ぐのは単調なので続かなかったが、介護予防体操でもやっている人の効果はかなりあるようです。それとスポーツ後の入浴施設がとても気持ちよい。
スポーツクラブ業界概況
2008.12.4亜細亜大学:トップによるセミナー:ルネッサンス常務執行役員・堀田利子
要約
参加率はまだ3%、トレーナーを目的や方法を明確にするためにつけてトレーニングするとリハビリにもよい。
国の方針も40歳以上のひとには生活習慣病予防のため、企業にもトレーニング方法を伝授せよと今年から言いだした。
スポーツクラブの意義:事業の根幹はホスピタリティ(一方的ではなく、共に歩むサービス)。
<リハビリ効果>北千住の小池さん60代後半と思われるおばあさんは、交差点でトラックの接触にあって背を下にして、仰向けに倒れたことで背骨の一部を損傷した。リハビリやマッサージの治療を受けたが、痛みは取れなかった。ものは試しでトレーナーのリハビリとは違って、楽しい指導を受けながら、スポーツクラブでプールで歩く練習から始めた。3週間目から効果の兆候が感じられ、今では筋肉トレーニングもやっていて、無駄な脂肪までなくなってようだと話している。
<子供の運動と母親の社交の場>水泳をやっている。一週間も休んでいると身体の不調を来すという。母親も子供の様子を見ている間、学校以外の友達が出来る。
<体力保持>大分のケースでは91歳の富成房子さんは日本スポーツグランプリ、50mの平泳の世界新記録(以前も水泳をやっていたが、60歳より再開)。今でもこの体力を維持したいと頑張っている。
【歴史的変化】1970年位が創世記、1985年エアロビクスでバブル経済崩壊後、ヨガやビューティスブームでにぎわった。
年代別参加
20歳代 60歳代以上
1994年 48% 20.8%
2008年 19.1% 21.7%
参加の頻度は60歳以上は時間的余裕もあるため、週2・3回になる、子供にいわれるのは、スポーツクラブの日中はおかあさん・おじいいちゃん、おばあちゃんが多い印象を受けるとのこと。
入会だけでみると若い世代は40%と多いが、継続性はいろんな楽しみがあるので、スポーツクラブだけにとどまることはない。ですから体重への即効性は無理ので楽しいことを次々と提供せざるを得ないようだ。
【業界の売上】
国内比較
2002年は3575億円54社、2006年では4272億円・499社大手4社※で50%のシエア(※:コナミ、セントラル、ルネサンス、ティップネス)
国際比較
日本3040億円、米国は29636億円
参加率 3.2% 14.7% 日本の成長の余地もあるという見方もないではない。
【最近の傾向】
●3種の神器:スタジオ、プール、トレーニングからプールのないドライタイプもある。目指す方向、筋肉トレーニング・リハビリは苦しい→楽しく、たとえばwilの画面のリードでリズム台での飛び。
●2008年4月1日より、特定健診、特定保健指導という40歳以上の人は生活習慣病にならないように、いままでの治療主体から予防主体に大きく転換している。運動を継続するのは、麻薬を辞めるのと同じく難しい。
●死の四重奏(内蔵脂肪、糖尿病、高血圧、高脂血症、1つの症状は予備軍、2ツはメタボ)
●1運動、2食事、3禁煙、4最後に薬、
●主婦は夜の参加もある。食事の後である。
●子供が自宅の室内にいるケースが多い。ボールも投げられないし、ドッジボールも手でなく、顔で受けるというような事態なのでこの改善につとめている。
●健康を意識している人は90%に上る。
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