2008年12月5日金曜日

甘い話は落とし穴


振りこめ詐欺なども所得の蓄えが老人に偏っているから、それを狙っているのでしょう。フリーターなど若い世代は生活するのに大変で、3人も働いていて収入には困らないと思っていた近所のおかあさんで看護師をやっているが、父さんは退職し、息子2人が転職等して、所得が極めて不安定だし、住宅ローン残も考えると、やめられないということを率直に話してくれた。こういう若い世代が成長期のバブル時代と今の厳しさのギャップと暴力団の取り締まりによる地下に潜った知能的犯罪へと向かっているようなことも、高齢者社会の到来も、これらの事件の背景にあるのでしょうか?

<高齢者電話相談の内容>

先物取引の金融商品が多かったのは意外だったそうです。1件の被害金額は1000万円以上に

のぼる。この相談員の事例でいうと、1800と4800万円である。

逃げられないストーリー:一度1000万円の商品を買わせて、今度は被害者には分からない事情をしった別の業者が訪問する。「あら今買ったばかりよ」「そうなんですね。その業者は

手ごわい酷い業者ですが、私が業界の事情をよく知っているので、全額までは無理として取り戻してあげましょう。」「やっと700万円取り戻しました」この2番目の業者も最初の業者の仲間ですが、被害者は気がつかないまま、一時は預託金残高は1400万円になって、年末までには全額もどしましょう。この事例を知っている知人がアドバイスしても、すっかり信頼し切っている。弁護士まで法的な助言をしても、時々は配当金20から30万円を持ってくるので安心し切っているので耳を貸さないで、業者がトンズラしてやっと事件であることに気がつくが、この被害も退職直後の男性ではなくて、一人になった女性に多いそうです。

これが公に発見されるのは、税金や保険料の滞納があって分かるのだそうです。被害にあった方が消費者センターなどに相談されるのは5%程度であると思われるので氷山の1角である。

<催眠商法>

これでいい気持ちになり騙されて羽根フトンを買わされた人は知っているところでは8回も買わされている。

こういうフトンを売る業者間では1度買ったら上客リストのっている。

一度買うと、23年するとアフターサービスに来ました。あっこれは手入れが悪いので、クリーニングの必要があります。これを洗濯が戻るまでは置いてまいりますのでお使い下さい。しばらくするともう寝てしまうと返却できないと思ってしまう(8日以内にクーリングオフ解約通知すれば汚れてもなんら問題がない。)フトンのことなので寝室の奥まで案内し、タンスの財布の場所や契約書の保管場所まで記憶されてしまっている。

  クーリングオフ(火曜日契約した場合に、翌週の火曜日の消印と内容がある解約通知)をしない限り、何度もやってくるということになる。これは先に書いた業者間では上客にのっているのでクーリングオフによる解約された迷惑客にならないからです。

フトンを自宅まで配達されているのでコワイお兄さんが押し掛けてくる恐怖があるのでクーリングオフ以上のことは出来ないと思ってしまう。

下取り商法もあるが最初100万円のフトンが大負けにまけて30万円、下取りは20万円で10万円でも高いのですが、嘘でもおおぼらの金額でもなんだか大変買い得の心理を味わってしまう。

クイーリングオフで対抗するため契約書はもらっていないというが、居間での契約なので、8日すぎた契約書がタンスの3番目ということまで業者には分かってしまわれていて、グーの音もでないことすらある。1人の通行人を呼び込むので手口が巧妙で、とにかく美味い話には近寄らないし、ちゃんとしたところで買うことです。

こういう買い方は関西では顧客のほうから値引きをいうし、一見うまい話は信用しないので被害が大変少ないそうです。被害者は孫の年代にあっているので、かわいいので、別の場所に移動しても「おっかけ」して追っていって被害というより「楽しみ」という人までいて、お金がなくなるまで続けるのではないかと思うほどである。

対策:近寄らない、商売の場を提供しない。周辺に最近悪質商法要注意の張り紙を何枚も貼りだす。

高齢者の消費者生活トラブル~早期発見のために~昨日の続きです。

全国消費生活相談員協会の遠藤香世子の講演より

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