おいしいものを目の前にあると、我慢できないのようになっているそうです。ですから見えないようにするしかないということです。とくにカロリーがある脂肪がおいしいというのですから・・・。しかも見えない油の方をしらないで多く食べているというのですから。
『脂質の役割』
食事から4.5時間後に胃の中残って割合は下記のように長持ちするので満腹感を与えてくれる。
糖 質:0%
タンパク質:10%
脂 質:40%
『摂取される脂質量(g)』
見えない油 見える油
<植物系 >15.7 13.4
穀物、豆腐、下記動物系以外 植物油脂、マヨネーズ
マ-ガリン
<動物系>28.1 1.9
合計 43.5 14.4
油に見える食品よりも、上記のように穀物に含まれている見えない油の摂取量が多い。
『食品の味』
1甘味 、2うま味※、3塩味、4酸味 、5苦味
口は食物が安全かいなかの 門番で、動物的には1~3は一応安全、4と5は危険の部類として判断する。又日本人のグルタミンが発見されて、味の要素としてうま味が認識されるようになった。日本語にはテクスチャーというパリ・パリ、サリサリ、サクサクなどの美味しさの表現する言語が多い。
『油脂・脂肪のおいしさ』
油脂(常温度で固型)・脂肪には味がないがこれらを含む食品はとてもおいしい。だからもっと欲しいという気にさせる。
『何故食べ過ぎるか』
満腹は胃内にある量ではなく、脳の満腹中枢が決める。満腹中枢を凌駕するほどの強い刺激が摂食中枢を興奮させれば食べたくなる。
『食べ過ぎを防ぐには』
長い飢餓の時代を生き抜いてきた人類は積極的に食を求める。本能的食行動においてはアクセル>ブレーキなので効かない。意志ではなく、目前からおいしいものを消す以外にない。こういう話を聞くと、節食に傾くが、年齢的な違いを考慮すべきで、メタボリックシンドロームの要素は40歳以前の問題である。
老後では小太りがよく、ご飯と煮物や味噌汁といったあっさり料理よりは、若い人に向くと思われている肉、牛乳、油が老化を遅延させる食生活であると。
『供給栄養量の国際比較』摂取栄養量ではない。
米国3604、日本2619、スエーデン2979、フランス3352、
ドイツ3147、オランダ3091、英国3074.
◎世界の過重体重の人10億人=飢餓に苦しむ人9.8億人
食のサイエンス2008.12.12成蹊大原節子教授の講義から
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