2008年12月25日木曜日

海中のロマン



茨城県の土浦市に霞浦という湖水がありますが、何気なく本をみてい見ていたのですが茨城県で何回かいったことがあり、そこが好きでヨットを習っていたサラリーマンから水中考古学者まで転身した人のお話です。   

   海水は比較的低温で克かつ温度差が少ないことや、物質が酸化しにくい性質を備えているため、遺跡を長期保存するのに、適した環境がはるか数千年前の文明さえ、今に伝えることを可能にしている。中南米のカリブ海に浮かぶ島々の海で17から18世紀名うての海賊の絶好の根拠地だった。この海域で海賊に襲われ、沈没した船は数えきれない。こういう海に眠った財宝をトレジャー・ハンティングした人、米国人、メル・フィッシャーがフロリダで引き揚げた大量の金銀、エメラルドは時価6千数100万ドルと言うとてつもないほどもあるが、海底の宝探し的行為に飽き足らなくなった海の冒険家達は、次第に水中に眠る文化財に目を向けるようになっていった。その機運が徐徐に、古代沈没船や海底都市などへの新たな学術調査への足がかりへと発展してゆくことになる。そして真打に登場するのが水中考古学ということになるそうです。葡萄酒の瓶などは海から引き揚げた後、すぐに弱酸性の溶液で洗い、最後にアルコールで乾かす。もし、何の手当てもしなければ短時間のうちにガラス層がはがれ、瓶はバラバラに名になって壊れてしまう。又木材は大量の海水を含んで、まるでスポンジのようにブヨブヨになっている。そのまま空気中にはなっておくと、やがて乾燥して縮んだり、ひびが入ってしまう。陶器類はしみ込んだ塩分は結晶となり拡大し、その物の表面を破壊してしまう。海底から持ち帰った全てのものは、新鮮な水で洗い、とりあえず水槽に入れ保管する必要がある。水中考古学で井上孝彦さんという方がいます。千葉県の勝浦市の沖合で米国のいわゆる黒船の沈没船について調べている。「井上君のやっていることは素晴らしいし、夢を形にしたという意味での第一人者かも知れないが、お金にはならないな」それほど夢とかロマンはお金にないにくい。「日本ってとにかく,お金にならない冒険している人に対する敬意が少なすぎると思うんですよ。」といっています。http://www.1101.com/archaeology/                            

        気がついたら水中考古学者:井上たかひこ

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