2008年12月14日日曜日

掛け軸の鑑定


東京テレビ12chで「何でも鑑定団」というのがありますが、期待は何百万円で、結果は何万円にしかならないという結果が多い。

結婚するときに、祖母から何時も床の間に正月に飾る掛け軸をもらった。酒井抱一※という画家でした。権威のある美術年鑑で調べてみると、かなり有名で姫路藩主の子ということでした。結婚当初最初の建売にはわずかばかりの床の間があり、その絵は福々しい女性の絵であって正月にふさわしいので楽しんでいた。

何年かして知人に奥さんが芸大に勤めている人がいて、どいう方法で鑑定してもらえばよいかを尋ねたら、ある上野にいる鑑定家を紹介してくれました。そこに数点持ち込んでみた。逸る気持ちで掛け軸の紐を解いて、おそるおそる広げようとしたところ、待って下さいという。それは「軸を広げるときは走らせるように広げるものです。」手渡してたらパット開いたのです。

顔色を見ても、何の気配もないが、一呼吸して、この画家の印鑑を見てください。見ると綺麗な縁のはっきりしたものだった。「この部分の枠が一部切れていれば本物。というのは相当数の絵を描いているので捺した印鑑の縁は切れているものです。」

「確かに緒形光琳の流れの琳派の風はあるので、その弟子たちが描いたものでしょう」という。やはり残念ながら偽物だった。鑑定料3万円を払ったのはもう30年以上も前になる。

鑑定の際にはほんの一瞬で感じ取れる訴える力によるものだということが分かった。

http://niigata.cool.ne.jp/izumi1201/private/houitu.htm

それ以来「何でも鑑定団」を見ると、同じように偽物がいかに多いかが分かるのですが、見ていて本物だという答えを出すの確率は家内の方が力量があるようだ。

このようなガッカリの鑑定結果がでた場合に皆さんはどうしているものだろう。小生も本当に久しぶりに飾ってみよう。鑑定しないで飾って楽しむのが人生幸せの感があるようだ。

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