2008年11月21日金曜日

学校館司書


公園の中の道もお落葉で一杯です。池には渡鳥の数も随分増えています。

まだ公民館祭りで拾った話題があります。少し田舎自慢になりそうです。狭い公民館祭りですが、ハワイのこと、田舎のことまで分かりました。

田舎は鶴岡市立朝暘第一小学校(小生は第二小学校です)では、SLAの学校図書館賞をとったそうです。

教職員38名、児童数681名ですが、朝の登校時間には、図書館に子供が100人位くる。朝、本を借りたり返したりして教室にゆくのが日常的になっている。貸出数もすごい。その背景には司書教諭はクラス担任をもたないで、週12時間の図書の時間をもつことができるそうです。図書主任と学校図書館司書がいます。学校司書は正規の職員です。鶴岡市では昭和40年(1965年)から専任の司書が配置されています。校長が学校図書館を活用しつつ、教育を行うことを学校運営の中心の柱としているそうです。校長以下、学校図書館司書、図書館主任、司書教諭,教頭で図書館活用特別委員会を学校の中につくっていて、すべての学校教育の根幹に図書館を使うのは当たり前という状況になっています。

 600人の子供のなかには本の嫌いな子も当然いますが、司書が毎日アプローチしてゆくのだそうです。学校司書のきめ細かい働きかけで、子供が学校図書館を利用するようになったりする。もちろん学校司書はクラス担任とも連絡をとっています。市内の学校が全部そうかというと、そうではなくて、この学校の実践が他校に波及していくことで初めて、鶴岡の学校図書館の充実ということになると思いますとかかれている。小生もこの西東京市の図書館を利用するようになって、本はほとんど購入の必要がないのです。本が市の図書館になくとも、都立や国会図書館から取り寄せしてくれるのです。司書も読み聞かせとかの下地があって、さらに子供の要望によって本を探してあげれば、こんな楽しく、嬉しいことはない筈です。勉学の水先案内人は大変力量のいる仕事ですが、この役割は欠かせない大事な存在だと思います。

展示配布の子どもの本と学校図書館を考える会の会誌:広瀬恒子の講演記録より


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