平櫛田中彫刻美術館で「仏像インスピレーション」の講演があったので西東京市から小平まで自転車で運動を兼ねて玉川上水の脇道にそって片道1時間かけていってきました。
この平櫛田中は100歳を超え長命であったが、死の直前まで創作を続けた。1979年(昭和54年)に、東京都小平市の自宅で逝去。享年108歳。広辞苑に載っている実在の人物の中でもっとも長生きした。岡倉天心を敬愛してやまない人だったそうです。この彫刻家は「60・70
鼻たれ小僧」といった人でした。
この仏像に関することは、今や大ブームで国立博物館で「仏像・木にこめられた祈り」、「薬師寺展」でも芋を洗うような混雑でした。今日は地上デジタルのNHKでで1:00から6:00まで仏像の特集です。
NHKでBSや1chでは源氏物語だし、これはやれば必ず当たる番組なのですね。
1. ロダンの考える人がスライドの一番最初にでてきました。これは広隆寺の弥勒の思惟像の西洋彫刻版なのだそうです。明治時代の日本の彫刻家がフランスに勉強にいったら、日本には素晴らしい
仏像彫刻があるではないかといわれて、帰国後お寺巡りをしたという。又明治は神道をメインにすえるため、仏像も神様も同じ寺に同居していたのが、理不尽な仏像を捨てる廃仏が行われた。これは大変な損失だった。比叡山ですら相当の被害だったそうです。又この余波を受けて仏師も生活に苦労して本職をなげうって内職ばかりやっていたようです。明治の新しい女性の裸体像の手の出し方もどこやら観音様の姿に似ているのでした。この平櫛田中の前庭に3mのブリキの傘をかぶった材料の大きな楠がありました。
展示されているものは、最大の高さは1.5mでしたが、この大木から何を彫るつもりだったのでしょうか?凄い制作意欲だったのでしょう。
説明のなかで出てきた:いん‐じょう【引接・引摂】いい言葉ですね。
仏が衆生を引き導くこと。
臨終に阿弥陀仏が来迎して極楽浄土に導くこと
平櫛田中の作品http://www.city.ibara.okayama.jp/denchu_museum/denchu_works/denchu_works.html
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