2008年11月4日火曜日

おいしいコーヒーの真実


タイトルをみてコーヒーの美味しい飲み方の映画かなと思ったのですが・・・・。

成蹊大での映画:おいしいコーヒーの真実:監督マーク・フランシス、ニックフランシス。

トールサイズのコーヒーは一杯330円、コーヒー農家が手にする金額3から9円。コーヒーは6つ経由される流通経路を経るのでその中間で利潤が食われて、生産者には還元されない。生きるためにはチャット麻薬栽培のほうが何倍も収入が可能。
エチオピアでは栄養不良の子供が沢山いて、極度の栄養不良でないと国の食料援助が受けられない。援助外に振り分けられ子供は極度の栄養不良になって戻ってくるしかない。

出演はタデッセ・メスケラ(エチオピアコーヒー農協連合会)他

コーヒーは世界でも日常的な飲み物、全世界で1日あたりの消費量は約20億杯になる。コーヒー豆は世界市場において石油に次ぐ巨大な国際的貿易商品でありながら、コーヒー豆生産者は困窮している現実。

年間売上高800億ドル、エチオピアでは5人に一人がコーヒーで生計をたてている。エピオピアでは700万人の人に食料援助が必要とされる。

コーヒーの価格はNYの市場の価格で決まっている。倉庫においてあって値上がりを待っている。

食料援助よりも、コーヒーの価格を1%上げて購入するほうがはるかに多いそうです。

フェアトレードとは?

発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することを通じ、立場の弱い途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す取り組み。

イギリスの会社ティニーズは市場を経由しないで生産国から直接フェアトレード取引をやっている。

フェアトレード製品には、コーヒーやバナナ、チョコレートのような食品から、手工芸品や衣服などがあります。

、フェアトレードは貧困削減、南北経済格差の是正に寄与します。このような取引に貢献しているところはあるが、スパーや商社の取引にも行われるよう

に望んでいて、このような取引によって自費も拠出して学校の建設までやろうという動きにつながっている光景もありました。

日本の鶴見良行の「日本人とバナナ」でも似たような主張がされているのを思い出しました。なかなか生産の転換ができないようになっているようです。

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