2007年9月18日火曜日

[老い方練習帳]より 















  人間は生まれたときからボケている。寝ぼけ、また遊び惚(ほう)けて。男の子が女の子に惚れる(逆も)はこころ定かでなくなる。時差ぼけ。おとぼけ。
  “呆”とかいてボケとよませている。この象形文字は赤ちゃんが両手・両足を広げてオムツをしている状態を示している。
  還暦は赤いチャンチャンコを着るのは再度赤ちゃんの入り口に立ったことを示す。
 ボケは長寿のお蔭。ボケを食い止めているのは多分に人の性格である。

●ボケやすい性格:お久しぶりね。→元気だったら、病院にくるかい
こんばんは。月がまん丸できれいだよ。→あしたもでるわいな。根性が曲っている人。 ほら・あれ,以外言葉を使わない人。

●ぼけにくい性格:歌を歌える人。絵を描く人。俳句や短歌を作る人。何故なんだろうと
疑問を持つ人。お茶を入れてもらって。→わあうれしい、いただきます。ああおいしい。
感 動のある人。 側はた)を楽にする人 。散歩をして会う人毎に挨拶をする。仲間を作る。友達を作って構いあう。自分からやる。  

●家族も過保護にしない(危ないから無理しないでそんなことやめてといわない、叔母が自分の娘が何もかもやってくれるので、自分のやれることがなくて困ると、従妹がいないときにフト口にするのでした)。

●おばあちゃんがいればこそ。驚く程の失敗・衰えであっても叱責しない。
本人もみんなに頼りにされて、生きていて良かった。長生きはするもんだねという(但し80歳以上になってから)→おまんじゅうをあげた人がもう一ついかがといいたくなる。 

写真は新潟県十日町市(旧川西町・日本一美しい村、これで自分の村も同じと自信を持てます)

早川一光氏の「老い方練習帳」より 

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