2007年9月5日水曜日

陰日向なく




あの人は陰日向なくやってくれるという方を見かけます。 凄いなあと思います。とても自分がやれるわけではありませんが・・・ 高田明和浜松医科大学名誉教授の恩師である富田恒男教授が慶応の教授になる前に東京女子医科大学の教授をしていました。戦後ですから、基礎医学の研究者など、生活することも困難なくらいの薄給だったということです。収入を増やすために、当時の学長に相談して、何か臨床的なことでもしたいといったところ、学長はこの言葉を挙げて、今やっていることに専念しなさい、そうすれば食べことは付いてくる、と言ったということです。 無文老師は「自分は2つの目で世間を見ているだけだが、世間は何万、何十万の目で見ている」つまり一生懸命に目的のために専念している人を世間は見逃さないという意味だそうです。一時的に世俗的な富を放棄していたように見えても、それに数十倍する宝が戻ってくるということなのだそうです。

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