2010年4月16日金曜日

カギ穴からのぞいた人生模様②


おはようございます。昨日の続きです。昨日サラ・ブライトマンという英国の歌手の名前を知ったのですが、キャッツやオペラ座の怪人などでも有名でだったもですね。こういううっかりが結構
あるものです。顔を見ていたら、あのキャッツの顔そのものですね。

鍵師-カギ穴からのぞいた人生模様- 著者名 大谷二三男著より

トイレに閉じこめられた場合、中にいた人が出てくる時、ムッとした表情で出てくるか、私(鍵師)の横をドドとはしり過ぎてゆきます。一人暮らしで住んでいる場合には困るでしょうね。

不思議と旦那さんが奥さんに内緒というのはほとんどなくて、奥さんのほうが旦那さん内緒といったケースが圧倒的に多い。それに嫁が姑のいないちに、というパターンも結構多くあります。
 埼玉県に住んでいるある奥さんが、タクシーに乗って店にきたことがありました。旦那さんの留守に洋服ダンスを開けてくれというのでした。普通は事前には事情いわない珍しいケースですが、もちろん断りましたが、奥さんが必死になって頼み込む。「結婚して20年になりまさすが、、あのタンスの中を見たことが一度もないのです。夫は絶対に見せてくれない。中身を聞いてもお前には関係ないの一点張り。夫婦の間で隠し事があるなんて私には考えられないんです。だからどうしてもタンスを見たいんです」

タンス備え付きの鍵とタンスの取っ手に南京錠までかかっていました。これだけ厳重にしてあると、逆に見たくなるのが人情です。奥さんは20年間この思いを抱き続けてきたというわけです。
南京錠もタンスの錠も耳かきに似たピッキングで簡単にあきました。興奮した奥さは早速あけてみました。その中
はすべて女性のものばかり、シルクのロングドレス、帯から襦袢、「あっ」といったきり奥さんは言葉がでませんでした。「これは奥さんのものではないんですか」と聞くと、ただ首を横に振るばかり。
その内なんと女性の下着もきとんと並べてありました。
しばらくすると、薄い雑誌を一冊見つけだし、パラパラ見ていたと思ったら突然、「ありがとうございました。もう十分ですので。後は私が元どおりに直しておきますから」と、まるで私を追い立てるかのような態度に豹変。実はその雑誌、女装の専門誌だったのです。これでみなさんも事情がおわかりいただいたことと思います。
あけて誰も喜ばないこともあるのだと痛感したそうです。
その後そのご夫婦がどうなったか知る由もありません。

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