2010年4月4日日曜日

桜に代わる花


おはようございます。花より団子というが、コンビニで花見の途中でトイレを借りたら、お昼頃でもう売り切れだった。聖跡さくらが丘方面にいったが、ゴルフ場はどこで桜が見事、桜が丘カントリーや米軍のゴルフ場は実に見事
土や日曜日でなければ、ゆっくり見物出来るでしょう。以前西熱海ゴルフ場でそういう経験をしたことがありました。
★叔母が入所している施設で年に一度は外出がある。自室の窓や食道にいく廊下の窓からもガラス越しに園内にある桜や民家の庭先の桜もみえます。この一度の外出は野川という国立市・国分寺市・三鷹市・調布市を流れ、最終は多摩川
にたどり着く。この川縁は桜並木になっていて、車でも10分ほどのところにあるところまでお弁当をもって、外気の風が流れるところの桜見物に連れていってくれるとのこと。多忙な介護施設はボランティアの手助けもあって実施され
ているのでしょう。


こぼれ種:青木玉(幸田露伴の娘・文さんの子供)
★花を追う
晩年、体が弱くなって冬籠もりから抜けきれない母に、何度かお花見をさせたことがある。大した風邪ではないものの、やっと床の上に起きられる迄に回復した母を、外気に当てるのは心配で堪らない。ここでやり損なえば、一年を不調
つづきにすることもある。たった昼の十時から3時間ほどと一年とではつりかえにならないが、花の眺めは値千金、千金を取るか一年の健康かは悩みの種だ。
「ああ咲いたね」とテレビの桜をみている母に来年の花はあるのだろうかと思うと、いてもたってもいられなくなる。明日は気温も上がり花も満開、という天気予報を確かめて、車の手配、毛布、丹前、飲み物、お八ツ、いつもながら慌
ただしい仕度をする。それでも出先にたって雲行きが悪くなり風もでればあきらめが肝心。
行きたい所へ出にくくなった母は、植木屋」さんに頼んで、自分の背丈ほどのカイドウを部屋の前に一度に四本植えた。木振りは悪いが、桜より一ト足遅れて咲く花は、花首がながく俯いて可愛らしく揺れる姿がいいという。咲くより早
く蕾が点々と紅くふくらみ、木が植えられているあたりが、ぼーっと華やかにあからんでゆく様子を、部屋の中から終日満足そうに眺めていた。春を駆け抜けてゆく桜のまざましさから海棠のゆるやかな明るい色のお花見になってい
った。

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