2010年4月17日土曜日

お茶にしましょう


おはようございます。この寒さはどういうことでしょうか。地球温暖化対策も小休止になりそうですね。
「お茶にしよう」のお茶がなかったらどうなるのでしょう。英国ではお茶タイムは格上のようですね。

イギリスはおいしい:林望著
tea and biscuitが食べ物の一番簡単なもの。
drinksは、親しくもない人、ちょっとした知り合い、とともにする。しかいmealsはそうではない。それをともにするのは家族、親しい友人、それでなければ名誉ある客人に限られる。
イギリスの飲食習慣は大きくDRINKSとMEALSとに分けられる。DRINKSは勤め先やパブ、または自宅で催すこともあるけど、要するにそれは簡単にワインやビールなんぞで飲みながら、1・2時間雑談する会合のことで、一切食事めいたものは出ない。こういうものに呼ばれてもそれは彼らの社会に受け入れられたこととは言えない。DRINKSは「食べ物」という概念には含まれない。

日本なら「お茶」→「ちょっと一杯(酒)」→「食事」という順で親密の度合いが進んで行くのに対して、イギリスでは「酒」→「お茶」→「食事」です。
英国でのお茶に招待された場合には、ダイニングテーブルに案内されると、アイロンのかかったテーブルクロスにきれいに整えられた食器類を揃えた「お茶の食卓」が用意されている。食べ物は一定しないが、サンドイッチやスコンといったところが定番で、バウンドケーキのような乾いたケーキ、シュークリーム、やチョコレート
ケーキ、のような水分の多いケーキ、ショートブレッドやジンジャービスケットのようなクッキーのたぐい、それにチョコレート、砂糖菓子、ゼリーの類と驚くほどたくさんの種類のお菓子が賑やかに食卓を飾るのである。招く方の主婦にとって特に主婦にとって、それはもう一大事である。これらをあれこれとつまみながら、大量の紅茶(ミルクティ)を飲むのが「ティー」で概ね午後4時位から2時間ほどである。となるともうまったく満腹し、甘いものに食傷する。もう晩飯を食べようという無謀なことは考えもしない。「ちょっとお茶でもいかが」というような気楽な具合にはいかず「お茶に招く」ということになる。」かかる風習は日本の特に酒のみのオジサン達にとって難行苦行に属する

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