2009年2月27日金曜日

藤原正彦は数学者


おはようございます。昨日は「きらっとシニア瓦版」のための取材でした。老人何でも相談所である地域包括センターに行ってきました。仕事ぶりを聞くと、「電球を取り換えるにはどうしたらよいか」などの相談もあるそうです。介護保険で何でもできる訳ではないので、対応に苦労するようですが、結構きめ細かく相談にのってくれているようで、大変だなと思いました。
やはり業務の民間委託のほうが妥当だと思いました。東京老人センターというところが、委託を受け、特別養護に個室を日本で最初に導入したところだそうです。西東京市に限らず、隣接の市にある事業所も介護業務を提供しているところもあるそうです。何時介護保険を受けるようにもなってもよいように、ときどき顔を出したり、質問したり連絡を取っておくとよいということでした。ケアマネージャーは一人39人(要介護35人、要支援8人)を面倒みているそうです。

秩父の小学校で6年生を相手に算数の授業を依頼された。初めてのことで自信がなく迷ったが、好奇心から引き受けた。何を話すかでまた迷った。
 当日ぎこちなさを感じながら教室に入ると、驚くほど小さな生徒たちが張りつめたまなざしで一斉に私を見つめた。私語を交わすものも、微笑するものもいない。緊張と緊張の対面である。まずリラックスと、用意してきた問題として、教室の隅にあった新聞紙を実際に折って見せた。8回折ると厚さは2cm以上になった。ついで2を10回かけると1024になることを黒板でたしかめた。「10回折ると約千倍の厚さになるということですね。それでは20回折ると何倍の厚さになりますか」と尋ねたら、一斉に「2000倍」(正解は1048576)と可愛い声で答えてくれたので、やっと緊張がほぐれた。大学生ではこうはいかない。何を問うても押し黙っている。ここで26回折っただけで富士山を越し、42回折るとはるか月まで行ってしまうことを計算してみせた。「家で実際に折ってみてはだめですよ。天井も屋根も突き抜けちゃうからね」といったら、参観の先生方は笑い、生徒たちは神妙にうなずいた。この国のけじめ:藤原正彦著(新田次郎と藤原てい夫妻の二男,お茶ノ水女子大教授)

内館牧子の怖さについて教えてくれている。
例えば結婚以来20数年、私に会った女房の友達のほとんどが「優しそうな人ね」と後日女房に伝えた。私は「そうか、やっぱり隠しきれなかったんだ、ボク」などと喜んでいた。ところが内館さんの『女は三角 男は四角』という数学的な本にこうかいてある。「女たちにとって取って置きの言葉がある。この言葉は脚が短かろうが、頭が悪そうであろうが、ファッションセンスがメチャクチャであろうが、全く問題ない。どんな男にもピタリとはまるほめ言葉があるのだ。『優しそうな人ね』これである」さらに追い打ちをかけてこう書く。「もしも、これを読んでいる男性読者が、妻か恋人から『友達があなたのこと、優しそうな人ねといってたわ』と伝えられたら、それは『ほめようのない男』ということに等しい」ウルサーイッ。

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