2009年2月21日土曜日

金融危機はチャンス!


おはようございます。昨日は嘱託の5人のメンバーのOB会がありました。一人欠席でしたが、理由は自宅が火事で、その原因は電気のコンセントにホコリがたまっていたのに、発火したからとのことでした。タンスのよこで、掃除機の筒の先が入りにくいところなど点検の必要があります。気をつけたいものです。

ジャーナリスト・桜井よし子「日本の課題と今後」から

「東京経済」という東京経済大同総会誌のN0.326、21年1月号より抜粋
ユニークな主張というか、考え方でこのようにも変わりうるものか

●『今回の金融危機はチャンス!』
今や政治が激しく経済に引っ張られている。今まで米国により設計された制度を大きく修正を余儀なくされている。
●『日本の特質を生かした世界のモデルに』
ひとつは個人の「まじめなお金」が1500兆円あります。これは米国にはありません。産油国をはじめとする各国の政府ファンドが30兆円と比べてもおわかりいただけるはず。
米国の家庭は借りることがいいことだというで、借金出来ることが信用度という文化。
2つ目は世界一の水準を誇る「環境の技術」は、米国でも原発技術も今や日本の技術なしではやってゆけないそうです。
3つ目は「働くことはよいこと」例えば日本の経営者は工場へ下りて行って指導します。
●会社は誰のもの?:株主のものという色彩が強くなりつつありますが、会社は株主だけのものではありません。同時に経営者だけのものでもなく、社長と社員、株主、関係者全員のものです。円高のデメリットばかり考えるのではなく、日本の力が上がったのだと考えればよいのではないでしょうかと。
●『米国と中国の関係』
同時多発テロ以来アジア政策がかわった米国は、中国封じ込めの側面が、「中国は米国の利害共有関係者」とステークホルダー国務副長官が2005年にいったそうです。
●『中国の力』
中国の領土拡張への執着は根強い。毛沢東の共産党は建国のときから軍事大国を目指していた。尖閣列島も沖縄も中国のものだといっているのです。北朝鮮も昔は中国の地方都市だったと。北朝鮮は経済の8割を中国に頼っていると言われているそうです。
中国は韓国も実質的支配下におきたいという戦略をもっていることでしょうと。
中国は軍事力、経済力、政治力、文化力、人口力で米国はじめ国際社会に力を及ぼしたいと。一例ではラオスの首都ビエンチャンは人口60万に広大な土地をもらい受け、チャイナタウンを建設中、事実上ラオスを人口力で支配しようとしている。
●『米国の事情』
フォリンアフェアーズの論文をみると、オバマ大統領はアジア政策を多国間関係をより重視する方向へ転換する。米国の世界への影響力が相対的に弱まる時、中国はどう動くか、米国の力の衰退と中国の力の増強を注意深く分析する必要があると。
●『ロシア』
石油価格の上昇で一時は非常に潤ったロシアの財政も、国際的な金融危機と石油や天然ガスの下落で相当な打撃を受けています。その結果軍事力の増強に急速なブレーキがかかっている。北方領土への資金もつづかない。この領土を取り戻すチャンスになるかもしれなと。国家とは自ら自国を守る存在です。集団的自衛権を確保しながら自主防衛を考えるべきです。米国のいうことを聞くだけでなく、日本からの提言をしてゆくことですと。

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