2010年1月26日火曜日
祖先からの連鎖①
おはようござます。下記の本を読むと、自分の身内については名前をしっている3代前位しか祖先のことはわからないが、考えてみれば今の自分は生物の誕生からつながっていることになり、不思議に身近な存在に感じます。
イヴの7人の娘たち:ブライアン・サイクス著:大野晶子訳より
1991年9月19日の木曜日にドイツのニュルンベルグのベテラン登山家、ジーモン夫妻はアルプスの高地で裸の男の死体を発見した。とても古めかしいアイスピッグがあったので転落事故によるものかと思われた。行方不明の記録
で1941年にそのあたりの事故はイタリア人の音楽教授ではないかと思われた。しかそこのアイスピックは現代のものではなく、数千年前のものであることがわかり、国際的な重要な考古学的発見ということになる。このユニークな発
見物の精密調査にあたることになった。オクスフォード大学に属する私(著者)はアイスマンのDNAを調べることになった。
炭素14代測定法によって化石に含まれる放射性炭素原子の微小な崩壊を測定する方法で5千年から5千3百50年前の人間であることがわかっていた。氷の底で凍っていたので、水や酸素にさらされていないので破壊されずに保存され
ている。
1912年にイングランド南東部サセクス州の砂利層で発見された類人猿のいようなイタズラでもない。このDNAが現代ヨーロッパ人のなかにDNAがぴったり一致する人がいることもわかったので、『サンデー・タイムズ』の知るこ
ととなり、しかも著者の知人マリーであって、(イングランド南部にドーセット州ボーンマスの郊外で経営コンサルタント)「アイスマンの親戚、ドーセットで発見」という記事が掲載された。
私はマリーとアイスマンのようにDNAが何千年にもおよぶ、何百世代の間で無傷で受け継がれていくならば、今日生きている個々の人間は、発掘された土器や青銅の短剣と同じくらい頼りになる証人になる筈と信じて疑わなかった。(こ
うした主張は一般にはピンとにわかには、理解しにくいようだった)
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