2010年1月20日水曜日

国内トラスト運動の先駆け


おはようございます。犬鷲が都下で小金井公園や東大農場で生息していることは分かっていましたが、練馬区の武蔵関公園にもいますよとの、口づて情報が入った。棲むところが無くなっていることもあるでしょうが、
これらも公園も相当に大きな公園があったからこそです。そのほかに下記のような立派な運動があることが知らなかったのはウカツでした。
国内トラスト運動の先駆け
「1 人の 100 万ポンドより 100 万人の 1 ポンドずつ」という言葉から生まれた。自治体だけでは不可能なことも、熱い思いを持つ多くの人々の力を少しずつ集めることで、不可能を可能にできるかもし れないと考えたのだ。
運動に対する反響は予想以上に高かった。活動開始から 5 年で、運動そのものが国内だけでなく、世界から注目を集め、日本におけるナショナル・トラスト運動の先駆けのひとつとなった。
そして、活動から 10 年目には、この運動の現地業務をはじめとする、知床の自然を末永く守っていく活動を行う実働部隊として財団法人知床財団 (旧名称:財団法人自然トピアしれとこ管理財団) が設立された。全国から寄せられた信頼に応え、知床国立公園の自然環境に関する調査・研究や、自然保護の考えを普及、啓発し、知床の自然を「知り・守り・ 伝える」を目指した活動組織が、地元発の創意工夫で立ち上げられたのだ。
2006 年 10 月には、羅臼町が知床財団の共同設立者として参画。両町にまたがる半島全体を守る組織として、さらに大きな一歩を踏み出している。
そうして運動から 20 年目を迎える 1997 年には、約 5 万人による 5 億円近い寄付金が集まり、目標のほぼすべての土地の買い取りが完了した。現在は運動の第 2 ステージとして、この土地に自然の生態系を再生するための活動が進められている。
買い取られた土地は、譲渡不能の原則を定めた条例が制定されており、未来永劫を守り続けられることになっている。その敷地内には、「しれとこ 100 平方メートル運動ハウス」という展示施設が設置されているが、なんと壁一面が、運動に貢献した人達一人一人の名前で埋め尽くされており、永久保存されてい る。
知床は、今や本当の意味で人々の共有資産となったのである。
http://www.discovershiretoko.org/ja/stories/02/

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