2009年1月27日火曜日
犯罪件数は増えているか
おはようございます。また景気が相当に悪化するので、犯罪が増えそうだといわれそうです・・・。デターは古いですが大きな流れはそう変わっていないでしょう。
外国人が増えると治安が悪化するのか:亜細亜大で弁護士の大貫憲介氏が言われていることは初めて治安が悪くなったといわれたのは、1989年の8月16日の読売新聞「急増する来日外国人の犯罪」それいらい、強盗が約2倍、窃盗が1.5倍になったし、ピッキングも増えたという記事になっている。ちなみに犯罪が増えたとか、減ったとかは犯罪件数ではみないのが犯罪学者の常識だそうです。いわゆる逮捕・起訴される過程において土産があります。お土産というのは、捕まえた窃盗の被疑者・被告人に未解決の事件を押しつけます。これもお前がやったということでいいなと言って押しつけて、解決したことにします。そのために検挙件数ほどあてにならないものはないといわれています。普通犯罪統計をみる場合は件数ではなくて検挙人数でみなければならないそうです。
1993年(平成3年)外国人が刑法で検挙された来日外国人(米軍、永住権の人は除く)は7276人当時外国人入国者は約375万人、10年後のの入国者は1.5倍、刑法犯は平成14年で7690人、平成15年で8725人だそうです。犯罪の中身も、約90%弱が重要でない、窃盗だそうです。
日本国内の凶悪犯が増えたように言われていますが、実際はそうではない。
犯罪白書でも殺人が、1950年(昭和25年)人口8620万人中検挙3076人、それから50年経過しての2000年で、人口1億2692万人中1416人で人口も随分増えたのに半分以下になっているので治安がよくなっているのです。
外国人労働者は一生懸命働いてくれるという経済界もこぞって受け入れを望みました。そういう時に外国事情を踏まえてで危機感をもっていたのが警察庁の三島徹というひとで1988年、外国人労働者を本格的に受け入れると、ドイツのように治安が悪くなるという趣旨の論文を「警察学論集」に書いた。この弁護士も三島氏に2回あった時に、確かめたら「いや外国人労働者が増えて、治安が悪くなったとは思わない、でも将来そうなるかもしれないという警鐘をならすのが警察官僚の役割だと述べたそうです。(平成16年武蔵野市寄付講座:特殊講義Ⅲ最新の地方自治)亜細亜大学法学部
平成19年の犯罪白書:http:o.jp/jp/54/image/image/h003001002001e.jpg:検挙件数の伸びは急傾斜の右肩上がりになっているのに、検挙人数はおおまかにみて横ばいです。
入国者数: http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/54/image/image/h003001002001e.jpg(これで来日外国人数をどうみるかがよくわからないのですが?)
白書を調べてみると、65歳以上の犯罪が増えているそうです。団塊の世代で従来より人口の塊が大きいからなのかという疑問があるが、この塊が時代が経過する毎にい大きな変動を起こしていたので
検証しなければとは思います。たしかに高齢者の比率が下記のごとく、2.5%から13.3%に増えているので4.9倍というのも、うなづける数字ではある。どうも解説は警告が先で事実の説明よりも警告
に重点をおいている。
白書によると、平成19年の自動車運転過失致死傷などを除いた一般刑法犯の高齢者検挙人員は男子3万3255人、女子1万5350人。男女ともに同じ基準で統計がとれる昭和63年以降最高で、同年の男子6675人、女子3213人のそれぞれ約4・9、4・8倍となっている。全体に占める高齢者の比率も、63年の2・5%から13・3%と大幅に増加した。
この間、高齢者人口自体も増えているが、63年を100とした場合、平成19年の高齢者人口は199・2と約2倍の増加だったのに対し、検挙人員は491・6、起訴人員は742・3、新受刑者数は607・7となっている。
増加の主な原因は65%を占める窃盗の増加で、その動機では男子が「生活困窮」、女子は「対象物の所有」「節約」が多い。手口の大半である万引と遺失物等横領も含めた比較的軽微な財産犯が高齢者の主な犯罪だが、粗暴犯の高齢者比も目立って増加し、殺人(10・6%)が窃盗(17・5%)、遺失物等横領(13・2%)に次ぐ高さに。
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