2009年1月23日金曜日

災害時弱者


おはようございます。高齢者など災害時弱者について調べようということになった。災害時の弱者とは、障害者、高齢者、被介護者、妊婦、幼児・子供、透析を受けている人がいますがこれら人々にはより以上の配慮というか、どこにどの位住んでいるか、それにはどの程度の援助をしたらよいかなど、緊急時でありながら詳しい情報と援助が必要です。このようなところまで対策が出来ていているか否かによって、それぞれの市民がどのように守られているか、を評価できる訳ですので、自分の市がどの程度であるかが分かります。災害弱者のリスト・マップはこのような場合の対策を作る場合に必須のことですが、個人情報の保護によって壁がありますが、この災害時に備えるということによって個人情報の保護の規制対象外になるという判断がある。これを福祉と防災をつなげて、自分らの議会で議決しておけばよいようです。そうして、日頃の見守りにもつなげていけばよいようです。

最近は1月17日の阪神・淡路大震災記念9月1日の関東大震災の時と年に2度災害注意喚起があるので大変良いと思います。「災害は忘れたころにやってくる」寺田寅彦が明言をのこしています。

昔安全衛生にも関係したことがありましたが、人間の普段の時の気持ちから見つめないと、対策を立てても浸透しないですね。
人には危険を認めようとしない心理傾向があって、大災害はめったに来ないので、過去の小災害の経験から安全だろうという判断しがちです。自分でもこの傾向はあって、わかっちゃいるけどという言い訳をしたくなります。

もうひとつは【災害現場の3つの共通点】
1.「まさか」
2.「こんなことになるのならもう少し準備しておけばよかった」
3.「やっぱり地域が大事」:無我夢中で救出・救助にあたった。お隣さんが避難を促してくれた。消防団がおんぶで避難所まで連れて行ってくれた。阪神淡路大震災時救出が必要とされた約35000人のうち、近隣住民によって助けだされたのは約77%の27000人。新潟県の山古志村の場合は、日頃の付き合いが緊密だったせいでしょう。「俺は大丈夫だ。隣のおばあちゃんの方が心配だ」といったのは大型冷蔵庫の下敷きになっている人だったそうです。
改めて「一人じゃ何もできないことを悟った」と。

 新潟中越地震の時の災害用伝言ダイアル「171」で、録音と再生で35万5000件の利用があったそうです。被災地で利用したひとは2から3%の人々だったそうで、残りの97から98%は被災地以外からということになります。そこでは被災者の安否、傷害の程度、所在地の情報が知りたい情報でもあります。それを残すには電話によって残そうとしても使える電話は大変少なくなっているし、一時集中して込み合っていますので、携帯電話のメールが一番だそうです。「171」の電話も毎月1日は練習が可能の日になっています。171にかけてみれば自動的に音声で誘導してくれます。
 長野県の松本広域消防局のように、聴覚障害者または通話困難な人が携帯電話からインターネットやメール機能によって災害の通報、災害情報の入手することができるサービスを開始しているのはすばらしいシステムですね。
結局は平時に避難訓練をやるところまで到達しないといけないようです。ここまでが大変なのですね。

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